決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … 東京海上、ＭＳ＆ＡＤ、日コン (5月19日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の5月18日から19日の決算発表を経て22日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　日コン <5269>
　23年3月期の連結経常利益は前の期比93.8％減の0.9億円に落ち込んだが、24年3月期は前期比16倍の16億円にＶ字回復する見通しとなった。

★No.2　東京海上 <8766>
　23年3月期の連結経常利益は前の期比11.2％減の5039億円になったが、24年3月期は前期比48.8％増の7500億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.3　ＭＳ＆ＡＤ <8725>
　23年3月期の連結経常利益は前の期比40.8％減の2311億円に落ち込んだが、24年3月期は前期比81.7％増の4200億円にＶ字回復を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<5269> 日コン 　　　　東Ｐ　　 +6.34 　　5/19　本決算　　 1549.48
<8766> 東京海上 　　　東Ｐ　　 +5.55 　　5/19　本決算　　　 48.84
<8725> ＭＳ＆ＡＤ 　　東Ｐ　　 +2.02 　　5/19　本決算　　　 81.73

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした22日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。

株探ニュース