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リソルホールディングスのニュース
*15:04JST リソル Research Memo(4):“ホテルリソル”の魅力を活かしたブランディングを強化
■リソルホールディングス<5261>の事業内容
2. ホテル運営事業
ホテル運営事業の主力ブランド“ホテルリソル”は、「それぞれの街にあって、それぞれの顔をもつホテルリソルには、それぞれの物語がある」という新コンセプト「物語のあるホテル」のもと、1つ1つのホテルを特徴づけるデザインコンセプト「Design」、管理栄養士監修の健康的で美味しい朝食「Eatwell Breakfast」、ホテル本来の目的であるくつろぎ「Relaxation」という3つの魅力により、ホテル運営事業の収益の柱となっている。“ホテルリソル”ブランドには、主軸の「ホテルリソル」のほか、ワンランク上の“くつろぎ”を提供する「ホテルリソルトリニティ」、宿泊客専用共有スペースの機能充実を図り中長期滞在にも対応した「ホテルリソルステイ」のシリーズ、及び交流型宿泊施設を提供するキャビン型ホステル「リソルボシュテル」があり、全国20ヶ所(2023年6月末)で展開している。いずれも自宅のように居心地の良い「リビングロビー(R)」※など、くつろぎの“リソルスタイル”が人気となっている。テレワークやアフターコロナに対応した宿泊サービスを提供するだけでなく、新コンセプト「物語のあるホテル」を背景に付加価値の高い滞在を提供する観光型ホテルへの転換を進め、国内旅行やインバウンド需要の回復を先取りしていく考えである。
※リビングロビーは同社の登録商標。
「ホテルリソル」ブランドのほか、ペットと泊まれる「ペット&スパホテル」(同3ヶ所)、暮らすように泊まる貸別荘「リソルステイ(スイートヴィラ)」(同65ヶ所)など、多彩なブランドで全国90ヶ所以上の施設を運営している。こうしたブランドフォーメーションは、利用者に、地域や滞在期間、利用目的などの面で「選べる利便性」を提供する一方、同社にとっても、地域・客層・競合など施設の諸条件を慎重に見定めながら運営の最適化を図ることが可能となるため、投資戦略やマーケティング戦略をきめ細かく設定できるというメリットがある。
なかでも同社は、1泊から長期滞在まで「暮らすように泊まる」をコンセプトに別荘をシェアする「リソルステイ事業」において、「スイートヴィラ」の拡大を積極的に進めている。自社施設の活用だけでなく、利用率が低い別荘の開発を強化しており、開業準備から運営・管理、集客に至る一切の業務を同社が代行するサービスを提案するなど、別荘オーナーの負担軽減や収益最大化を図っている。「スイートヴィラ」はインバウンド需要の急速な回復に対応しているだけでなく、日本人の休暇の長期化というライフスタイルの変化を先取りした動きということもできる。このため、「リソルステイ事業」は新たな収益の柱になるとの期待が高く、さらなる開業により、需要を喚起し、事業拡大を進めているところである。
アフターコロナも好調継続、フェアウェイフロントヴィラ事業推進
3. ゴルフ運営事業
ゴルフ運営事業は、立地やブランド、サービスの在り方など、ゴルフ場の特性に合った運営スタイルで様々な顧客ニーズに対応している。コロナ禍では法人需要(コンペ・宴会など)の減少で短期業績への打撃が大きくなったが、密を避けることができる安全な屋外スポーツとして、若者や女性、70代~80代のシニアを中心に個人の利用が増加した。アフターコロナを迎えるなか減速が懸念されたが、足もとでは依然好調を続けているようだ。同社は新規顧客やリピーター客の確保を進めるため、女性・初心者・シニア向けの企画や、グループが運営する施設で共通に使える「リソルカードG」を用いたポイント企画などを実施した。
こうした良好な環境のなか、2023年2月~3月、同社のゴルフ場運営を評価した東急不動産から譲り受けた4ゴルフ場の営業を開始した。関西カントリークラブ(京都府亀岡市、18ホール)は、大阪・京都市内から1時間の好立地にある風格あふれる京都有数のゴルフクラブで、各ホールがセパレートされたフラットな丘陵コースでは、サクラ、キキョウ、モミジなど四季折々の花木を楽しむことができる。三木よかわカントリークラブ(兵庫県三木市、27ホール)は、雄大・清冽・緻密の妙が織り成す完成度の高い丘陵コースで、東コースは池越えや谷越えがあり、距離のある中コースはロングヒッター向き、起伏に富む西コースは技巧を要すコース設計となっている。望月リソルゴルフクラブ(長野県佐久市、18ホール)は、浅間山や蓼科山などの雄大な自然に育まれた長野県最長のチャンピオンコースで、ブラインドホールがなく広々としているのが特長となっている。有田リソルゴルフクラブ(和歌山県有田郡、18ホール)は、フラットでのびのびプレーできるブルーコースと、美しいが変化に富んだレッドコースからなるチャンピオンコースで、豪快なロングドライブが楽しめる。クリーク越えや池越えホールも多くプレーヤーの技術が試されるコースである。
同社は、新規事業として注力している「フェアウェイフロントヴィラ事業」に注力している。ゴルフコースに隣接した眺望抜群のヴィラでプライベート空間と開放感が同時に楽しめることが特長だ。会員制リゾートクラブ「ゴルフバケーションクラブ久慈」としての販売も好調であるようだ。瀬戸内海を一望できる「瀬戸内ゴルフリゾート」のフェアウェイフロントヴィラは、コースと一体化したウッドデッキテラスから雄大なゴルフコースと瀬戸内海の絶景を同時に堪能することができるもので、宿泊プランの販売を進めているようだ。このほか「スパ&ゴルフリゾート久慈」や「大熱海国際ゴルフクラブ」などで拡張や新設計画を積極的に進めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<AS>
2. ホテル運営事業
ホテル運営事業の主力ブランド“ホテルリソル”は、「それぞれの街にあって、それぞれの顔をもつホテルリソルには、それぞれの物語がある」という新コンセプト「物語のあるホテル」のもと、1つ1つのホテルを特徴づけるデザインコンセプト「Design」、管理栄養士監修の健康的で美味しい朝食「Eatwell Breakfast」、ホテル本来の目的であるくつろぎ「Relaxation」という3つの魅力により、ホテル運営事業の収益の柱となっている。“ホテルリソル”ブランドには、主軸の「ホテルリソル」のほか、ワンランク上の“くつろぎ”を提供する「ホテルリソルトリニティ」、宿泊客専用共有スペースの機能充実を図り中長期滞在にも対応した「ホテルリソルステイ」のシリーズ、及び交流型宿泊施設を提供するキャビン型ホステル「リソルボシュテル」があり、全国20ヶ所(2023年6月末)で展開している。いずれも自宅のように居心地の良い「リビングロビー(R)」※など、くつろぎの“リソルスタイル”が人気となっている。テレワークやアフターコロナに対応した宿泊サービスを提供するだけでなく、新コンセプト「物語のあるホテル」を背景に付加価値の高い滞在を提供する観光型ホテルへの転換を進め、国内旅行やインバウンド需要の回復を先取りしていく考えである。
※リビングロビーは同社の登録商標。
「ホテルリソル」ブランドのほか、ペットと泊まれる「ペット&スパホテル」(同3ヶ所)、暮らすように泊まる貸別荘「リソルステイ(スイートヴィラ)」(同65ヶ所)など、多彩なブランドで全国90ヶ所以上の施設を運営している。こうしたブランドフォーメーションは、利用者に、地域や滞在期間、利用目的などの面で「選べる利便性」を提供する一方、同社にとっても、地域・客層・競合など施設の諸条件を慎重に見定めながら運営の最適化を図ることが可能となるため、投資戦略やマーケティング戦略をきめ細かく設定できるというメリットがある。
なかでも同社は、1泊から長期滞在まで「暮らすように泊まる」をコンセプトに別荘をシェアする「リソルステイ事業」において、「スイートヴィラ」の拡大を積極的に進めている。自社施設の活用だけでなく、利用率が低い別荘の開発を強化しており、開業準備から運営・管理、集客に至る一切の業務を同社が代行するサービスを提案するなど、別荘オーナーの負担軽減や収益最大化を図っている。「スイートヴィラ」はインバウンド需要の急速な回復に対応しているだけでなく、日本人の休暇の長期化というライフスタイルの変化を先取りした動きということもできる。このため、「リソルステイ事業」は新たな収益の柱になるとの期待が高く、さらなる開業により、需要を喚起し、事業拡大を進めているところである。
アフターコロナも好調継続、フェアウェイフロントヴィラ事業推進
3. ゴルフ運営事業
ゴルフ運営事業は、立地やブランド、サービスの在り方など、ゴルフ場の特性に合った運営スタイルで様々な顧客ニーズに対応している。コロナ禍では法人需要(コンペ・宴会など)の減少で短期業績への打撃が大きくなったが、密を避けることができる安全な屋外スポーツとして、若者や女性、70代~80代のシニアを中心に個人の利用が増加した。アフターコロナを迎えるなか減速が懸念されたが、足もとでは依然好調を続けているようだ。同社は新規顧客やリピーター客の確保を進めるため、女性・初心者・シニア向けの企画や、グループが運営する施設で共通に使える「リソルカードG」を用いたポイント企画などを実施した。
こうした良好な環境のなか、2023年2月~3月、同社のゴルフ場運営を評価した東急不動産から譲り受けた4ゴルフ場の営業を開始した。関西カントリークラブ(京都府亀岡市、18ホール)は、大阪・京都市内から1時間の好立地にある風格あふれる京都有数のゴルフクラブで、各ホールがセパレートされたフラットな丘陵コースでは、サクラ、キキョウ、モミジなど四季折々の花木を楽しむことができる。三木よかわカントリークラブ(兵庫県三木市、27ホール)は、雄大・清冽・緻密の妙が織り成す完成度の高い丘陵コースで、東コースは池越えや谷越えがあり、距離のある中コースはロングヒッター向き、起伏に富む西コースは技巧を要すコース設計となっている。望月リソルゴルフクラブ(長野県佐久市、18ホール)は、浅間山や蓼科山などの雄大な自然に育まれた長野県最長のチャンピオンコースで、ブラインドホールがなく広々としているのが特長となっている。有田リソルゴルフクラブ(和歌山県有田郡、18ホール)は、フラットでのびのびプレーできるブルーコースと、美しいが変化に富んだレッドコースからなるチャンピオンコースで、豪快なロングドライブが楽しめる。クリーク越えや池越えホールも多くプレーヤーの技術が試されるコースである。
同社は、新規事業として注力している「フェアウェイフロントヴィラ事業」に注力している。ゴルフコースに隣接した眺望抜群のヴィラでプライベート空間と開放感が同時に楽しめることが特長だ。会員制リゾートクラブ「ゴルフバケーションクラブ久慈」としての販売も好調であるようだ。瀬戸内海を一望できる「瀬戸内ゴルフリゾート」のフェアウェイフロントヴィラは、コースと一体化したウッドデッキテラスから雄大なゴルフコースと瀬戸内海の絶景を同時に堪能することができるもので、宿泊プランの販売を進めているようだ。このほか「スパ&ゴルフリゾート久慈」や「大熱海国際ゴルフクラブ」などで拡張や新設計画を積極的に進めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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