3,445円
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■シンバイオ <4582> 212円 (+50円、+30.9%) ストップ高
シンバイオ製薬 <4582> [東証G]がストップ高。11日午前9時、造血幹細胞移植後のサイトメガロウイルス感染症(CMV感染症)患者を対象とした注射剤「ブリンシドフォビル」の第2a相臨床試験において、第1例目(FPI)を達成したと発表。開発活動の進展を好感した買いが入ったようだ。免疫不全状態のアデノウイルス感染症を対象とした第2a相試験においてプロトコル変更を行い、米食品医薬品局(FDA)により今年2月に受理され、CMV感染症を新たに対象としていた。
■リッジアイ <5572> 2,563円 (+500円、+24.2%) ストップ高
Ridge-i <5572> [東証G]がストップ高。10日の取引終了後、24年7月期の単独業績予想について、売上高を10億円から10億6000万円(前期比34.1%増)へ、営業利益を1億200万円から1億5000万円(同2.1倍)へ、純利益を7100万円から1億円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感された。既存顧客案件や人工衛星データAI解析サービスが順調なことから売上高が想定を上回る見通し。また、大型案件の増加で高収益率を維持していることや、社内エンジニアやコンサルタントが高稼働となっていることも寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(23年8月-24年4月)決算は、売上高7億8000万円(前年同期比24.4%増)、営業利益1億2900万円(同32.3%増)、純利益8500万円(同32.6%増)だった。
■リバーエレク <6666> 508円 (+80円、+18.7%) ストップ高
リバーエレテック <6666> [東証S]がストップ高。電子機器の制御に使う水晶振動子を主力とする電子デバイスメーカーで、電子ビーム封止工法などの独自技術が強み。ただ、業績低迷から株価は5月30日に404円まで売り込まれ約4年ぶりの安値をつけるなど大底圏にあった。そうしたなか、10日取引終了後、高速通信と次世代コンピューティングの進化を加速させるために不可欠な基盤製品として、1チップオシレーター「KCRO―04」を市場投入、5月からサンプル出荷を開始したことを発表した。また同日に中期経営計画を策定したことも発表。27年3月期に営業利益11億7000万円(24年3月期実績は800万円)を数値目標として掲げており、株価の押し上げ材料となった。
■ファーマF <2929> 1,012円 (+150円、+17.4%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。ファーマフーズ <2929> [東証P]がストップ高。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年8月-24年4月)連結決算で、営業利益が前年同期比99.9%増の32億6600万円と大幅増益となったことが好感された。「ニューモ育毛剤」をはじめとする医薬品・医薬部外品が堅調だった一方、サプリメントや化粧品が広告宣伝費の抑制によって減少し、売上高は471億7100万円(前年同期比10.2%減)と減少した。ただ、機能性素材事業及びCMO(医薬品製造受託機関)事業が堅調に推移したほか、広告費抑制の効果で大幅増益となった。なお、24年7月期通期業績予想は、売上高641億円(前期比6.5%減)、営業利益27億円(同25.2%減)は従来見通しを据え置いている。
■ダイワ通信 <7116> 1,256円 (+152円、+13.8%) 一時ストップ高
ダイワ通信 <7116> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。同社は10日取引終了後、回転寿司店向け迷惑行為検知AIカメラシステムの販売を24日から開始すると発表。これは、回転寿司コンベアシステムメーカーの石野製作所(石川県金沢市)の協力のもと、企画・開発及び実証実験に取り組んできたもの。今後は更に複雑な行動分析や通知システムの開発に取り組み、回転寿司店だけでなく、さまざまな飲食店などで導入可能なシステムの改良に努めるとしている。
■グリーンエナ <1436> 2,153円 (+246円、+12.9%)
GreenEnergy & Company <1436> [東証G]が急反騰。同社は10日取引終了後、25年4月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比17.1%増の6億円としていることや、期末一括配当計画を前期比1円増配の13円としていることが好感されたようだ。売上高は同18.9%増の115億円を見込む。個人・投資家が再生可能エネルギー創出に貢献できる商品・サービスの販売提供と、太陽光発電所のO&M(運用・保守)獲得に注力するとしている。
■日本情報C <4054> 607円 (+55円、+10.0%)
日本情報クリエイト <4054> [東証G]が3日続急騰。10日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を20万株(発行済み株数の1.42%)、または1億5000万円としており、取得期間は6月12日から9月20日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するために自社株を取得するとしている。
■日東網 <3524> 1,618円 (+138円、+9.3%)
日東製網 <3524> [東証S]が続急伸。同社は無結節漁網のトップメーカーで漁労機器も手掛ける。10日取引終了後、24年4月期業績見通しの修正を発表、経常利益は従来計画の4億5000万円から8億3600万円(前の期比69%増)に大幅増額しており、これを材料視する買いを呼び込んだ。人件費上昇や原材料高騰などで営業利益は下方修正したものの、外国為替市場での円安の進行に伴う為替差益の発生や、連結子会社の漁獲共済保険の受取金など営業外収益の計上により、経常利益が押し上げられた。株価面では4月下旬にマドを開けて急落し底ばいが続いていたことで値ごろ感が意識されているほか、前日10日終値換算でPBRが0.6倍前後、配当利回りが3.3%強と株価指標の割安感が浮き彫りとなっていたことで、水準訂正高を見込んだ投資資金の攻勢を誘う格好となった。
■タメニー <6181> 159円 (+10円、+6.7%)
タメニー <6181> [東証G]が8日続急伸。10日の取引終了後、東京都の「結婚支援マッチング事業支援業務委託」の事業プロモーターである東武トップツアーズ(東京都墨田区)から、「令和6年度結婚支援マッチング実施事業」に係る業務委託を受託したと発表しており、好材料視された。今回同社が受託したのは、AIによるマッチングの提供、及びマッチングアプリの利用やイベントの参加に躊躇している人へのWEBによる個別相談に係る業務委託。なお、開発状況や提供時期などの詳細は、受託者である同社からは開示しないとしている。
■カバー <5253> 1,894円 (+104円、+5.8%)
カバー <5253> [東証G]が3日続急伸。11日の午前中、運営するVチューバー事務所「ホロライブプロダクション」が初のワールドツアーを開催すると発表しており、好材料視された。「ホロライブプロダクション」は、女性Vチューバーグループ「ホロライブ」、男性Vチューバーグループ「ホロスターズ」が所属するVチューバー事務所。「hololive STAGE World Tour’24 -Soar!-」と銘打ったワールドツアーでは、8月のニューヨークを皮切りに順次ジャカルタ、シンガポール、米国アトランタ、クアラルンプールでの公演を予定しているという。
■トライアル <141A> 2,713円 (+133円、+5.2%)
トライアルホールディングス <141A> [東証G]が6日続急伸。同社は10日取引終了後、5月度の月次売上高速報(小売)を公表。既存店売上高は前年同月比5.2%増となり、伸び率が前月の2.5%増から拡大していることが好感されたようだ。商品別では、食品がカット野菜などのフレッシュが特に好調で全体を牽引。非食品では虫ケア商品などの生活用品や行楽用品が堅調で、衣料品はメンズカジュアルウェアが伸長した。なお、全店ベースの売上高は同9.1%増だった。
■東和薬品 <4553> 2,964円 (+145円、+5.1%)
東証プライムの上昇率7位。東和薬品 <4553> [東証P]が続急伸。10日の取引終了後、3カ年の中期経営計画を策定したと発表した。最終年度の27年3月期に売上高3000億円(25年3月期見通しは2615億円)の達成を目指すほか、3カ年の累計営業利益を680億円以上とする方針を示した、25年3月期の営業利益予想は180億円で、来期以降に利益を増加させる目標を掲げており、評価されたようだ。国内ジェネリック医薬品事業では安定供給体制の構築に努めるほか、製品ポートフォリオの拡充も図る。
■クシム <2345> 256円 (+9円、+3.6%)
クシム <2345> [東証S]が大幅反発。10日の取引終了後、子会社チューリンガムがサイバーステップ <3810> [東証S]とWeb3プロジェクト支援に係る業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の提携は、これまでWeb3プロジェクトを進めてきた実績を持つ両社が協業し、 ブロックチェーンゲームを企画推進することが目的。サイステップの自社IPを活用したゲーム企画・開発力を基盤として、チューリンガムがWeb3領域での知見とブロックチェーンの技術力を生かしてNFTやトークンの企画・設計・開発やトークノミクスの設計を行うことで、新たなブロックチェーンゲームプロジェクトを企画・推進するとしている。
■ネットプロ <7383> 175円 (+6円、+3.6%)
ネットプロテクションズホールディングス <7383> [東証P]が大幅続伸。11日の午前中、「NP掛け払い」請求書カード払いの決済金額が、今年4月時点で月1億円を突破したと発表しており、好材料視された。「NP掛け払い」請求書カード払いは、企業間取引において発行された請求書をクレジットカードで支払うことができるサービス。23年10月のサービス提供開始から半年間で、決済金額および取引件数が月平均成長率約70%と右肩上がりに成長しており、サービスへの登録企業数も月1000社のペースで増加しているという。
■古河電 <5801> 4,291円 (+128円、+3.1%)
古河電気工業 <5801> [東証P]が大幅続伸。同社株を含めここ電線大手3社は、生成AI市場の急成長を背景としたデータセンターの増設に伴い電力株と同様に商機の高まる銘柄として人気化の経緯をたどっている。直近では大和証券が10日付で同社株のレーティングを3(中立)から2(アウトパフォーム)に引き上げており、これを好感する動きとなった。また、10日に持ち分法適用会社のUACJ <5741> [東証P]の株式を一部売却することを発表、議決権ベースで保有株比率は25.2%から19.75%まで低下する。これによりUACJは持ち分法適用会社から外れるが、25年3月期の個別決算で売却益約60億円を特別利益に計上する一方、連結ベースでは売却損約12億円を特別損失に計上する予定となっている。
※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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