【売り】住友大阪セメント:高い価格帯+7月は下がる勝率が86%
要旨
10年来高値に近い高値圏に位置しており、統計的にも売りが優勢の状況。ここは売りを仕込んでおきたいところ。
住友大阪セメント株式会社とは?
硝子・土石製品製造業。セメントの製造・販売が主力。ディスプレイ向けフィルムなど新材料事業も展開。
最近のトピック
5月13日に決算を発表。14年3月期連結経常は前期比53%に拡大となったものの、15年3月期は1.8%減となる見通しとなりました。震災復興需要やマンションの着工増で販売数量が想定以上に伸びたのが原因です。
どんな値動きをしているの?
2010年以降、株価が倍増しており、現在は10年来高値の水準に極度に近づいています。今年の4月に入ってからは調整期間となり、年初来高値の448円をつけてからは下落が続いています。
ここがポイント!
ここで注目なのが以下の2点です。
(1) 高値圏での推移
10年初来高値近くに株価が推移しており、買い手にとってはやや高い位置にある印象が強いと考えられます。
(2) 統計的にも売りが有利
過去13回、6月初めから終わりにかけて株式を売却した場合の勝率が86%と非常に高いことに加え、2回あった損失も0.8%に抑えられています。過去のデータ上では、アップサイドリスクが小さいでしょう。
まとめ
以上2つの理由より、7月中は売りで攻めていきたい。
留意点
統計的に優位ではあるが、上昇となる可能性があるためロスカットは必須だ。また、詳しい売買手法に関しては次項を参照して頂きたい。
統計解析の結果の概要
利用した戦略:7月厳選注目銘柄
検証期間:2000年1月4日~2013年7月31日
取引回数:14回
対象銘柄:【住友大阪セメント】
売買手法:7月初め寄成売り→7月末引成買い
勝率:86%
勝ちトレード平均利益:+9.2%
負けトレード平均損失:-0.8%
平均損益率:+7.7%
配信元: