TOYO TIREのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
TOYO TIRE <5105> 【2+→2+】
「1Qの計画進捗は良好、23/12期営業利益は計画を上回る公算が大きいとみる」
1Qは前年同期比9.9%減益。北米でのライトトラック用タイヤ販売伸長や値上げにより大幅増収となり売上高は過去最高となった。販売要因が改善し為替影響もプラスとなったが原材料高、新工場立上げ等が影響し減益となった。想定より販売数量を確保できたことや円安となったことなどから上期(1-6月)営業利益計画の81%を1Qで達成。TIWでは上期の計画進捗良好に加え、2Q(4-6月)以降に同社期初想定に対し円安継続、原材料安、主力製品の需要堅調などを見込むため、引き続き23/12期計画上振れを予想する。
予想ROE:10.3% PBR:0.8倍、来期予想PER:6.6倍、来期予想EPS成長率:17%株価(5/26終値):1,748円 Fモデルによる理論株価:3328円(5月24日by高田悟)
太平洋工業 <7250> 【2+→2+】
「23/3期2Qを底に回復基調、24/3期は営業段階増益を計画」
23/3期は上期(4-9月)の自動車生産調整、プレス米国拠点でのコストアップ、材料費高騰などによる業績悪化影響が通期で残り、前期比13.6%営業減益となった。24/3期は円高を想定、材料高継続やTPMS新モデルへの切り替え影響によりバルブで減益を想定も、販売物量回復等によるプレス・樹脂の増益でこなし23/3期比7.6%営業増益を計画。26年度(27/3期)までの新中期経営計画を発表。プレス・樹脂では能力増強による軽量化や電動化製品の拡販、バルブでは電動車向け製品の投入、拡大等により26年度に売上高2,100億円、営業利益率7%以上、ROE8%以上を目指す。
予想ROE:6.8% PBR:0.6倍、来期予想PER:7.3倍、来期予想EPS成長率:7%株価(5/26終値):1,207円 Fモデルによる理論株価:2121円(5月26日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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