ＨＯＵＳＥＩ、前期経常を35％下方修正

　ＨＯＵＳＥＩ <5035> [東証Ｇ] が1月26日大引け後(15:20)に業績修正を発表。23年12月期の連結経常利益を従来予想の3.1億円→2億円(前の期は1.9億円)に34.6％下方修正し、増益率が57.6％増→3.0％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.1億円→1.1億円(前年同期は1.1億円)に49.5％減額し、一転して6.0％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、越境EC事業セグメントの売上高が、原発処理水の海洋放出に起因する中国の輸入規制と、それに伴う顧客の購買意欲の低下により、計画を244百万円下回ることなどにより、情報システム事業セグメントは計画を上回るものの、連結売上高は前回発表予想を154百万円下回る見通しです。　営業損益の面では、越境EC事業セグメントで売上高未達に伴い計画を44百万円下回る見通しです。情報システム事業セグメントにおいては、中国元の為替レートが想定の19.390円／元に対して実際は期中平均レートが19.853円／元になったことから、中国の連結子会社で発生する売上原価及び一般管理費の為替換算後の円建て費用が増加した影響、及び当期より連結子会社として設立したSEVEN&EIGHT SYSTEM株式会社において、主力販売商品として想定していたX（旧Twitter）を活用した販促キャンペーン支援サービスが、Xの仕様変更により販売できなくなったこと、研究開発活動を強化したことなどにより、前回発表予想を81百万円下回る見通しです。これらにより、連結営業利益は前回発表予想を125百万円下回る見通しです。　このため、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も前回発表予想を下回る見通しです。　なお、X（旧Twitter）を活用した販促キャンペーン支援サービスの仕様変更対応は完了しており、今期より販売を開始いたします。（注）上記業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。