富士石油、今期経常を47％下方修正

　富士石油 <5017> [東証Ｐ] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.6倍の101億円に急拡大した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の148億円→79億円(前期は47億円)に46.6％下方修正し、増益率が3.1倍→67.9％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の12.3億円の黒字→56.6億円の赤字(前年同期は125億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は34.4億円の赤字(前年同期は150億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-5.9％→-1.9％に大幅改善した。

株探ニュース