アース製薬が４日ぶり反落、第２四半期１０．３％営業減益を嫌気

　アース製薬＜4985.T＞が４日ぶり反落。同社は４日の取引終了後、１５年１２月期第２四半期累計（１～６月）の連結決算を発表。売上高は９３５億１６００万円（前年同期比１０．１％増）と伸びたものの、営業利益は１０９億９１００万円（同１０．３％減）、純利益は６５億９７００万円（同７．１％減）の減益となり、これが嫌気されている。殺虫剤部門で吊り下げ虫よけ「バポナ虫よけネットＷ」が減少したが、ハエ・蚊用エアゾール「アースジェット」や蚊とり線香「アース渦巻香」などが拡大。一方、白元アースの赤字計上や原価率の上昇などが利益を圧迫している。
　通期業績は売上高１６５０億９１００万円（前期比１３．２％増）、営業利益６２億６８００万円（同２９．４％増）、純利益２６億２９００万円（同５４．１％増）の従来見通しを据え置いた。

アース製薬の株価は９時１８分現在４７２０円（▼１６０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）