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アース製薬のニュース

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アース製薬坂越工場(アース坂越の森)が環境省の『自然共生サイト』に認定 「モリアオガエル」などの希少種を含む生物多様性の保全に向けた取組を開始

配信元:PR TIMES
投稿:2024/03/27 14:17
 アース製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:川端克宜、以下 「アース製薬」)の虫ケア用品や消臭芳香剤の生産拠点である兵庫県赤穂市にある坂越工場内の緑地(アース坂越の森)が3月18日(月)に、環境省『自然共生サイト』として認定されました。



 兵庫県赤穂市で生息が確認されていなかった兵庫県レッドリストB※1に該当する「モリアオガエル」や兵庫県レッドリストC※2に該当する「ニホンアカガエル」の生息が、2023年夏に実施したアース製薬の調査で確認されました。現在当社では、希少な動植物種の生息数の確認や保全計画を立て保護に向けた取り組みを開始しています。

 今回、認定された坂越工場内にある緑地(アース坂越の森)は兵庫県赤穂市にあり、瀬戸内海と瀬戸内海国立公園に隣接した緑豊かな森に囲まれています。当社は自然環境を維持していくために敷地内の生態調査を行い、保全活動に取り組んでいます。植生調査や管理内容検討にあたっては、姫路市自然観察の森を主な活動場所として兵庫県内で里山保全に関する調査や自然環境に関わる勉強会などを行っている、市民活動団体の植生研究グループ「無名ゼミ」に学術的な見地からアドバイスをいただいています。生物調査では社員の昆虫類の専門知識を活かして同定を行い、約230種の生息を確認しています。(2024年2月末時点)

 今後も社員一丸となって緑地内の生物多様性保全活動を実施し、将来的には地域住民の皆さまをお招きして環境教育の場としての活用を検討しています。

【自然共生サイトとは】
 自然共生サイトとは、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を『30by30※3』の目標達成に向けて国が認定する制度で2023年から開始しました。認定された区域は国立公園などの保護地域の重複を除き、『OECM※4』として国際データベースに登録されます。

【アース製薬のサステナビリティについて】
https://corp.earth.jp/jp/sustainability/index.html

 当社は生物多様性の保全をはじめとした環境保全活動を行い、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。


※1  兵庫県レッドリストBランク:レッドリストとは絶滅のおそれのある野生生物の種のリストです。環境省レッドデータブックの絶滅危惧I類に相当。兵庫県内において絶滅の危機に瀕している種など、緊急の保全対策、厳重な保全対策の必要な種
※2  兵庫県レッドリストCランク:環境省レッドデータブックの準絶滅危惧に相当。兵庫県内において存続基盤が脆弱な種
※3  30by30(サーティ・バイ・サーティ):2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)というゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標
※4  OECM(Other Effective area-based Conservation Measures):自然公園等の保護区以外に、目的に関係なく、民間等の取組により生物多様性保全に貢献している地域のことです
配信元: PR TIMES
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