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デクセリアルズのニュース
デクセリアルズ株式会社(本社:栃木県下野市、代表取締役社長:新家 由久、以下、当社)は、株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田中 一志)が2024年7月に発行した市場調査レポート「2024ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」において、当社が製造・販売する異方性導電膜(ACF)、スパッタリング技術※1で製造された反射防止フィルム、光学弾性樹脂(SVR)※2の3製品が世界シェアNo.1※3を獲得したことをお知らせします。2019年から5年連続となります。
2012年※4に操業を開始した当社は、時代や技術の変化を先回りした製品開発によりテクノロジーの進化を支えてきました。電子部品、接合材料や光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を手掛け、国内8(子会社拠点含む)、海外12の製造・販売拠点で事業を展開しています。2024年5月には、5カ年の新しい中期経営計画※5において経営戦略を発表しています。
異方性導電膜(ACF)は、当社の主力製品であり、ノートパソコン、スマートフォン、車載ディスプレイなど多くの製品に採用されています。特に、スマートフォンのディスプレイは、液晶からフレキシブルOLEDへの移行が加速しています。独自技術で導電粒子を意図した位置に配列した「粒子整列型異方性導電膜」は、高い接続信頼性を実現し、より微細な接続が求められるフレキシブルOLEDディスプレイにおけるデファクトスタンダードとなっています。需要の増加に対応するため、2026年には、鹿沼事業所の第2工場の拡張を完了し、生産能力を現在の2.5倍に増強する予定です。
反射防止フィルムについては、車載ディスプレイの面積の大型化が進んでおり、需要がさらに高まっています。2023年3月には、さまざまなお客さまの要望や製品開発に対応していけるよう、車載向け製品の試作や設計が可能な専用ラボ「AS Lab.」を栃木事業所に設立しました。さらに、2024年4月には新たな車載向け反射防止フィルム専用ラインを稼働開始し、市場の需要拡大に対応しています。
ディスプレイ内部を貼り合わせる液状接着剤である当社の光学弾性樹脂(SVR)は、視認性が高く、お客さまの作業面でも簡易性を備えた製品です。2023年にドイツのSemsoTec Groupと共同で、最先端の車載ディスプレイ向け「光学ソリューションセンター」を開設しました。※6このセンターでは、お客さまが自社の設備投資を行うことなく、当社の光学弾性樹脂(SVR)を用いて最新の車載ディスプレイの設計、試作、検討を行うことができるようになりました。
デクセリアルズは、これからも、変化する社会・環境において、経営理念である「Integrity 誠心誠意・真摯であれ」という姿勢を貫きながら、社会課題の解決を支えるデジタル・テクノロジーの進化に不可欠な高付加価値製品、技術・ソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現への貢献と、持続的成長、そして、企業価値向上を目指します。
※1:薄膜形成技術のひとつ。真空環境下でターゲット材にアルゴンガスを吹きつけ、弾き出された原子や分子を対象物に付着させて積層する技術で、半導体の製造などでも活用されています。
※2:光学透明接着剤。ディスプレイ内部を貼り合わせる透明な液状接着剤の総称。
※3:2023年の金額シェアベース。
※4:2012年にソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社よりデクセリアルズ株式会社に社名変更し、事業を開始。
※5:中期経営計画 2028「進化の実現」とパーパスの策定について
※6:SemsoTec Groupと共同でドイツ・カームに車載ディスプレイのための光学ソリューションセンターを設置
以 上
■当社製品の市場の占有率と概要
異方性導電膜(ACF)、スパッタリング技術で製造された反射防止フィルム、光学弾性樹脂(SVR)各製品の2023年金額ベースの市場占有率は、以下の通りです。
1. 異方性導電膜(ACF)について
同調査レポート上の市場区分:ACF
(大型向けACF、中小型向けACFの合計)
当社の世界シェア:73.9%
富士キメラ総研の市場調査レポートより抜粋
・異方性導電膜(ACF)とは
ICチップなどの電子部品を基板に実装し、回路を形成する際に欠かせないフィルム状の接合材料です。熱硬化型樹脂の中に導電粒子を分散させており、熱と圧力を加えることで「接着」「導通」「絶縁」の3つの機能を果たし隣接回路間を絶縁しながら対向回路を導通させることが可能です。
当社の異方性導電膜(ACF)は、ディスプレイのICチップやカメラ・センサーモジュールなどの実装に多く使用されています。
2. スパッタリング技術で製造された反射防止フィルムについて
同調査レポート上の市場区分:表面処理フィルム(ドライコート)
当社の世界シェア:93.5%
富士キメラ総研の市場調査レポートより抜粋
・スパッタリング技術で製造された反射防止フィルムとは
ディスプレイの最表面に貼ることで光の反射を抑え、きれいで見やすいディスプレイを実現するフィルムです。スパッタリング技術によって金属酸化膜の反射防止層を形成することで、高い耐久性と優れた反射防止性能を有します。
当社では、独自のロールtoロール方式を採用し、ロール状のフィルム製品を効率よく、かつ品質を確保して生産することができる体制を整えています。当社の反射防止フィルムは、ノートPCのほか、自動車の車載ディスプレイに広く採用されています。
3. 光学弾性樹脂(SVR)について
同調査レポート上の市場区分:OCR
当社の世界シェア:48.6%
富士キメラ総研の市場調査レポートより抜粋
・光学弾性樹脂(SVR)とは
ディスプレイのトッププレートと、その下にある液晶モジュールなどの間にある空間(エアギャップ)に充填する液状の接着剤です。ガラスに近い光学特性を持つことから、トッププレート界面での外光の反射と内部の映像光の拡散を最小限に抑え、ディスプレイの視認性を向上させることが可能です。当社の光学弾性樹脂(SVR)は、スマートフォン、タブレットPCや自動車の車載ディスプレイに広く採用されています。
<会社概要>
当社は、さらなる成長と持続可能な社会の実現に貢献していくための起点として、「Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を」を自社のパーパス(経営理念と企業ビジョン、パーパス | 会社情報 | デクセリアルズ株式会社 (dexerials.jp))としてかかげています。
会社名:デクセリアルズ株式会社
本社:栃木県下野市下坪山1724
代表者:代表取締役社長 新家 由久
設立: 2012年6月20日
公式ウェブサイト:https://www.dexerials.jp/
2012年※4に操業を開始した当社は、時代や技術の変化を先回りした製品開発によりテクノロジーの進化を支えてきました。電子部品、接合材料や光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を手掛け、国内8(子会社拠点含む)、海外12の製造・販売拠点で事業を展開しています。2024年5月には、5カ年の新しい中期経営計画※5において経営戦略を発表しています。
異方性導電膜(ACF)は、当社の主力製品であり、ノートパソコン、スマートフォン、車載ディスプレイなど多くの製品に採用されています。特に、スマートフォンのディスプレイは、液晶からフレキシブルOLEDへの移行が加速しています。独自技術で導電粒子を意図した位置に配列した「粒子整列型異方性導電膜」は、高い接続信頼性を実現し、より微細な接続が求められるフレキシブルOLEDディスプレイにおけるデファクトスタンダードとなっています。需要の増加に対応するため、2026年には、鹿沼事業所の第2工場の拡張を完了し、生産能力を現在の2.5倍に増強する予定です。
反射防止フィルムについては、車載ディスプレイの面積の大型化が進んでおり、需要がさらに高まっています。2023年3月には、さまざまなお客さまの要望や製品開発に対応していけるよう、車載向け製品の試作や設計が可能な専用ラボ「AS Lab.」を栃木事業所に設立しました。さらに、2024年4月には新たな車載向け反射防止フィルム専用ラインを稼働開始し、市場の需要拡大に対応しています。
ディスプレイ内部を貼り合わせる液状接着剤である当社の光学弾性樹脂(SVR)は、視認性が高く、お客さまの作業面でも簡易性を備えた製品です。2023年にドイツのSemsoTec Groupと共同で、最先端の車載ディスプレイ向け「光学ソリューションセンター」を開設しました。※6このセンターでは、お客さまが自社の設備投資を行うことなく、当社の光学弾性樹脂(SVR)を用いて最新の車載ディスプレイの設計、試作、検討を行うことができるようになりました。
デクセリアルズは、これからも、変化する社会・環境において、経営理念である「Integrity 誠心誠意・真摯であれ」という姿勢を貫きながら、社会課題の解決を支えるデジタル・テクノロジーの進化に不可欠な高付加価値製品、技術・ソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現への貢献と、持続的成長、そして、企業価値向上を目指します。
※1:薄膜形成技術のひとつ。真空環境下でターゲット材にアルゴンガスを吹きつけ、弾き出された原子や分子を対象物に付着させて積層する技術で、半導体の製造などでも活用されています。
※2:光学透明接着剤。ディスプレイ内部を貼り合わせる透明な液状接着剤の総称。
※3:2023年の金額シェアベース。
※4:2012年にソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社よりデクセリアルズ株式会社に社名変更し、事業を開始。
※5:中期経営計画 2028「進化の実現」とパーパスの策定について
※6:SemsoTec Groupと共同でドイツ・カームに車載ディスプレイのための光学ソリューションセンターを設置
以 上
■当社製品の市場の占有率と概要
異方性導電膜(ACF)、スパッタリング技術で製造された反射防止フィルム、光学弾性樹脂(SVR)各製品の2023年金額ベースの市場占有率は、以下の通りです。
1. 異方性導電膜(ACF)について
同調査レポート上の市場区分:ACF
(大型向けACF、中小型向けACFの合計)
当社の世界シェア:73.9%
富士キメラ総研の市場調査レポートより抜粋
・異方性導電膜(ACF)とは
ICチップなどの電子部品を基板に実装し、回路を形成する際に欠かせないフィルム状の接合材料です。熱硬化型樹脂の中に導電粒子を分散させており、熱と圧力を加えることで「接着」「導通」「絶縁」の3つの機能を果たし隣接回路間を絶縁しながら対向回路を導通させることが可能です。
当社の異方性導電膜(ACF)は、ディスプレイのICチップやカメラ・センサーモジュールなどの実装に多く使用されています。
2. スパッタリング技術で製造された反射防止フィルムについて
同調査レポート上の市場区分:表面処理フィルム(ドライコート)
当社の世界シェア:93.5%
富士キメラ総研の市場調査レポートより抜粋
・スパッタリング技術で製造された反射防止フィルムとは
ディスプレイの最表面に貼ることで光の反射を抑え、きれいで見やすいディスプレイを実現するフィルムです。スパッタリング技術によって金属酸化膜の反射防止層を形成することで、高い耐久性と優れた反射防止性能を有します。
当社では、独自のロールtoロール方式を採用し、ロール状のフィルム製品を効率よく、かつ品質を確保して生産することができる体制を整えています。当社の反射防止フィルムは、ノートPCのほか、自動車の車載ディスプレイに広く採用されています。
3. 光学弾性樹脂(SVR)について
同調査レポート上の市場区分:OCR
当社の世界シェア:48.6%
富士キメラ総研の市場調査レポートより抜粋
・光学弾性樹脂(SVR)とは
ディスプレイのトッププレートと、その下にある液晶モジュールなどの間にある空間(エアギャップ)に充填する液状の接着剤です。ガラスに近い光学特性を持つことから、トッププレート界面での外光の反射と内部の映像光の拡散を最小限に抑え、ディスプレイの視認性を向上させることが可能です。当社の光学弾性樹脂(SVR)は、スマートフォン、タブレットPCや自動車の車載ディスプレイに広く採用されています。
<会社概要>
当社は、さらなる成長と持続可能な社会の実現に貢献していくための起点として、「Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を」を自社のパーパス(経営理念と企業ビジョン、パーパス | 会社情報 | デクセリアルズ株式会社 (dexerials.jp))としてかかげています。
会社名:デクセリアルズ株式会社
本社:栃木県下野市下坪山1724
代表者:代表取締役社長 新家 由久
設立: 2012年6月20日
公式ウェブサイト:https://www.dexerials.jp/
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