新田ゼラチン、今期最終を一転赤字に下方修正

　新田ゼラチン <4977> が12月25日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の8億円の黒字→9億円の赤字(前期は9.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の13億円→14億円(前期は8.2億円)に7.7％上方修正し、増益率が57.0％増→69.1％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.4億円の黒字→15.5億円の赤字(前年同期は2.8億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、12月19日にニッタケーシングズInc.及びニッタケーシングズ（カナダ）Inc.の株式譲渡を完了いたしました。これにより、ニッタケーシングズInc.及びニッタケーシングズ（カナダ）Inc.については、2020年３月期第２四半期までを連結決算に取込み、第３四半期以降の６ヶ月間は連結除外することとなりました。　　　　また、株式譲渡により関係会社株式売却損及び損失発生に伴う税効果を計上する見込みとなりました。　以上から、ニッタケーシングズInc.及びニッタケーシングズ（カナダ）Inc.の連結除外等により、売上高、営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益の金額を修正いたします。注）本資料に記載の予想数値は、発表日現在入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後様々な　　要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。