決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … コーテクＨＤ、Ｔホライゾン、カイノス (7月25日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の7月22日から25日の決算発表を経て26日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　Ｔホライゾン <6629>
　23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は3.5億円の赤字(前年同期は3.1億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

▲No.3　ＳＡＮＥＩ <6230>
　23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比71.2％減の9600万円に大きく落ち込み、4-9月期(上期)計画の5億4000万円に対する進捗率は17.8％にとどまり、さらに前年同期の47.2％も下回った。

▲No.4　コーテクＨＤ <3635>
　23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比50.6％減の90.8億円に大きく落ち込んだが、4-9月期(上期)計画の170億円に対する進捗率は53.4％となり、5年平均の51.6％とほぼ同水準だった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6629> Ｔホライゾン 　東Ｓ 　 -13.33 　　7/25　　　1Q　　　　赤拡
<4556> カイノス 　　　東Ｓ　　 -9.37 　　7/25　　　1Q　　　　6.05
<6230> ＳＡＮＥＩ 　　東Ｓ　　 -4.97 　　7/25　　　1Q　　　-71.17
<3635> コーテクＨＤ 　東Ｐ　　 -4.35 　　7/25　　　1Q　　　-50.64
<9629> ＰＣＡ 　　　　東Ｐ　　 -3.17 　　7/25　　　1Q　　　-68.09

<9058> トランコム 　　東Ｐ　　 -3.08 　　7/25　　　1Q　　　 -9.45
<2211> 不二家 　　　　東Ｐ　　 -1.50 　　7/25　　上期　　　 28.90
<9663> ナガワ 　　　　東Ｐ　　 -1.30 　　7/25　　　1Q　　　 -6.04
<4973> 日本高純度 　　東Ｐ　　 -0.72 　　7/25　　　1Q　　　 14.72

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした26日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース