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アクシージアのニュース
■アクシージア<4936>の成長戦略・トピックス
1. 上海ロックダウンの影響と対策実施
中国ではゼロコロナ政策をとっており、オミクロン株流行により、2022年3月28日に上海で全面的にロックダウンが実施された(6月1日に外出制限は事実上解除)。中国市場を中心に展開する同社については、特に上海子会社の業績で直接的なマイナス影響を受けた。上海子会社の販売先であるエステサロンやリテールショップも営業を休止したため、リアルチャネル向け売上に大きく影響し、2022年4月は115百万円、2022年7月期第3四半期単独では62百万円のマイナスと推定される。今後のロックダウン発生に備え、同社では上海子会社のビジネスリスクの低減を図っている。具体的には、従来のリアルチャネルであるエステサロンへの販売に加え、オンラインチャネルであるローカルECへ旗艦店を出店したほか、営業部門及び管理部門でリモートワークを実施し、業務継続ができなくなるリスクへの態勢を強化した。
一方、中国ECでは物流停止の影響を受けた。2022年3月28日以降、一部の地域で倉庫出荷などの配送が停止し、4月は当該配送停止により、「Tmall Global」「RED」において消費者の手元に製品が届かない事象が発生した結果、通常月よりもキャンセルが増加した。この影響は2022年4月で13百万円のマイナスと推定される(2022年7月期第3四半期単独では3百万円のマイナスと推定)。今後のロックダウン発生に備え、同社では上海以外にも物流拠点を設置し、2022年5月より稼働している。今後も分散化を推進し、さらに物流停止リスク低減に努めていく方針だ。なお、中国ECでは2022年7月期第4四半期には物流が正常化し、業績への影響は解消するとしている。
2. 第3のヒーロープロダクツ候補「ザ ホワイト ドリンク」
同社は、「AGドリンク」「エッセンスシート」に続く第3のヒーロープロダクツ候補として、「ザ ホワイト ドリンク」の育成を強化している。これまで、美容サプリメント「ホワイトアミノズ」と化粧品「サンスクリーン」を育成分野と位置付け、第3の主力ブランド化を目指してきたが、2022年2月に「ホワイトアミノズ」をリニューアルし、ヴィーナスレシピ「ザ ホワイト ドリンク」として上市した。顧客からの反響は良好で、2022年7月期第3四半期単独の「ザ ホワイト ドリンク」の売上高は120百万円、美白訴求ブランド全体の売上高は352百万円(前年同期は204百万円)と、同分野の急成長ドライバーとなっている。同社はヒーロープロダクツを軸としたブランドシリーズ化や、美容ドリンクから化粧品への展開などにより売上拡大に成功していることから、今後の展開が注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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1. 上海ロックダウンの影響と対策実施
中国ではゼロコロナ政策をとっており、オミクロン株流行により、2022年3月28日に上海で全面的にロックダウンが実施された(6月1日に外出制限は事実上解除)。中国市場を中心に展開する同社については、特に上海子会社の業績で直接的なマイナス影響を受けた。上海子会社の販売先であるエステサロンやリテールショップも営業を休止したため、リアルチャネル向け売上に大きく影響し、2022年4月は115百万円、2022年7月期第3四半期単独では62百万円のマイナスと推定される。今後のロックダウン発生に備え、同社では上海子会社のビジネスリスクの低減を図っている。具体的には、従来のリアルチャネルであるエステサロンへの販売に加え、オンラインチャネルであるローカルECへ旗艦店を出店したほか、営業部門及び管理部門でリモートワークを実施し、業務継続ができなくなるリスクへの態勢を強化した。
一方、中国ECでは物流停止の影響を受けた。2022年3月28日以降、一部の地域で倉庫出荷などの配送が停止し、4月は当該配送停止により、「Tmall Global」「RED」において消費者の手元に製品が届かない事象が発生した結果、通常月よりもキャンセルが増加した。この影響は2022年4月で13百万円のマイナスと推定される(2022年7月期第3四半期単独では3百万円のマイナスと推定)。今後のロックダウン発生に備え、同社では上海以外にも物流拠点を設置し、2022年5月より稼働している。今後も分散化を推進し、さらに物流停止リスク低減に努めていく方針だ。なお、中国ECでは2022年7月期第4四半期には物流が正常化し、業績への影響は解消するとしている。
2. 第3のヒーロープロダクツ候補「ザ ホワイト ドリンク」
同社は、「AGドリンク」「エッセンスシート」に続く第3のヒーロープロダクツ候補として、「ザ ホワイト ドリンク」の育成を強化している。これまで、美容サプリメント「ホワイトアミノズ」と化粧品「サンスクリーン」を育成分野と位置付け、第3の主力ブランド化を目指してきたが、2022年2月に「ホワイトアミノズ」をリニューアルし、ヴィーナスレシピ「ザ ホワイト ドリンク」として上市した。顧客からの反響は良好で、2022年7月期第3四半期単独の「ザ ホワイト ドリンク」の売上高は120百万円、美白訴求ブランド全体の売上高は352百万円(前年同期は204百万円)と、同分野の急成長ドライバーとなっている。同社はヒーロープロダクツを軸としたブランドシリーズ化や、美容ドリンクから化粧品への展開などにより売上拡大に成功していることから、今後の展開が注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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