アイビー、前期経常を16％下方修正

　アイビー化粧品 <4918> [東証Ｓ] が5月11日大引け後(16:30)に業績修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の9600万円→8100万円(前の期は600万円)に15.6％下方修正し、増益率が16倍→14倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の1億7500万円の赤字→1億9000万円の赤字(前年同期は1億7700万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　令和４年３月25日に修正開示しました内容との主な差分については、以下のとおりです。当第４四半期会計期間において、退職給付引当金が約40百万円増加し、当社の想定していた額と差異が生じ、営業利益および経常利益に影響を与えました。（当社は退職給付引当金の会計処理に簡便法を採用しているため、退職給付年金の運用成績の影響を受けやすく、株式相場や為替相場の影響により変動が大きくなる場合があります。）また、当第４四半期会計期間において、「法人税等調整額」を22百万円計上したため、当期純利益に影響を与えました。 これは、当期の売上高が従前に想定していたよりも下回ったため、将来における課税所得見通しをより保守的に見積もったことによるものです。