エルミック、前期経常を赤字縮小に上方修正

　図研エルミック <4770> [東証２] が4月19日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の1億1000万円の赤字→5000万円の赤字(前の期は300万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の1800万円の赤字→4200万円の黒字(前年同期は900万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、4.7倍増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年8月5日の「2021年3月期通期業績予想に関するお知らせ」の開示以降、当社は新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け続けているものの、事業環境・社会情勢の変化を踏まえ、強みであるストリーミング技術を基にした「エンジニアリング・サービス」事業の拡大に力を注いできた結果、売上高が前回公表時の予想を上回る見通しとなりました。また、営業損失、経常損失、当期純損失については、売上高の増加、原価・経費の厳格管理及び助成金収入の発生等により、前回公表時の予想から改善する見通しとなりました。これらの状況を踏まえ、通期業績予想を修正いたします。