さくらＫＣＳが続落、第３四半期は５億４０００万円の営業赤字

　さくらケーシーエス<4761.T>が続落。同社は２７日取引終了後、今１５年３月期第３四半期累計（１４年４月～１２月）の連結決算を発表。売上高１４３億３６００万円（前年同期比１．１％増）、営業損益５億４０００万円の赤字（前年同期４０００万円の赤字）、最終損益３億３０００万円の赤字（同６００万円の黒字）となった。金融関連部門では大規模プロジェクトの獲得や三井住友フィナンシャルグループ向け取り引きの増加でシステム構築は好調に推移したが、製作部門から本部など非製作部門へ人員シフトを行ったことで人件費が増加、人材育成などに絡む費用増が利益を圧迫している。
　通期業績は売上高２２０億円（前期比１．６％増）、営業利益３億２０００万円（同３４．１％減）、最終利益２億４５００万円（同２９．１％減）と従来見通しを据え置いた。

さくらＫＣＳの株価は１０時３６分現在７１０円（▼６円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）