ＡＬＰＨＡ、前期経常を一転赤字に下方修正、配当も10円減額

　アルファ <4760> [東証Ｓ] が10月7日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年8月期の連結経常損益を従来予想の1000万円の黒字→1億1300万円の赤字(前の期は400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3600万円の赤字→1億5900万円の赤字(前年同期は1億6100万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→30円(前の期は40円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　最近の国際的な資源高、原材料価格の高騰と円安の進行などにより、当社の主要顧客である小売業等において経費抑制姿勢が鮮明となり、その影響から販促にかかる受注が減少したことで売上高は、当初予想を下回る見通しとなりました。　また、利益についても、売上高の減少に加えて原材料費や原油等の値上りにより仕入原価や運賃コストは上昇し、人件費や経費の削減によりコスト吸収に努めたものの、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益ともに当初の業績予想を下回る見込みとなりました。

　　当期の期末配当予想につきましては、1株40円としておりましたが、上記の業績予想の修正に基づく通期の連結業績を鑑みまして、期末配当予想を40円から10円減配して、年間30円と修正させていただきます。当社としましては、引き続き株主様の価値向上を目指し、業績の拡大に取り組んでまいります。