早稲アカ、前期経常を一転24％減益に下方修正

　早稲田アカデミー <4718> が4月28日大引け後(15:30)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の17.3億円→11.6億円(前の期は15.3億円)に33.0％下方修正し、一転して24.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.6億円→3.8億円(前年同期は8.9億円)に59.6％減額し、一転して56.4％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新年度生集客の最重要期にあたる2月・3月に新型コロナウイルス感染症が拡大した影響により、生徒募集が計画どおり進まず、塾生数が予算を下回ることとなりました。加えて、感染拡大防止への取り組みとして、当社においては３月２日より２週間（子会社においても各１～２週間）休講することとなり、春期講習会の受講生獲得においても計画を大きく下回りました。この結果、連結売上高は予想値を2.6％下回る24,611百万円、個別の売上高につきましても、予想値を2.9％下回る23,183百万円となる見通しです。　収益減少に対応すべく、変動経費等のコスト抑制に努めたものの、売上減少の影響は大きく、上記記載のとおり、営業利益、経常利益、当期純利益ともに予想値を下回る見込みとなりました。（注）上記業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。