ＴＤＣソフト、今期経常を8％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

　ＴＤＣソフト <4687> が2月24日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の28.1億円→30.3億円(前期は25.6億円)に7.8％上方修正し、増益率が9.6％増→18.2％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.6億円→13.8億円(前年同期は14.5億円)に18.9％増額し、減益率が20.2％減→5.1％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の26円→30円(前期は24円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022 年３月期連結会計期間においては、新型コロナウイルス感染症対策の徹底およびリモートワークの積極的な活用等により円滑な事業継続に取り組んだことから新型コロナウイルス感染症の当社事業への影響は限定的なものとなっており、各事業分野は堅調に推移しております。加えて、デジタル化のニーズが高まる中、当社グループにおける高付加価値SIサービスは、計画を上回る進捗で高収益化を実現できており、下期は将来の事業拡大に向け、更なる投資施策を拡大し、推進しております。こうした状況を踏まえまして、当通期連結業績における業績予想を上記のとおり修正いたします。

　当社は経営基盤の充実と財務体質の強化を通じて企業価値の向上を図るとともに、株主に対する積極的な利益還元を行うことを基本方針としております。当期の配当予想につきましては、2022年３月期に１株あたり期末配当金を26円としておりましたが、上記方針に基づき当期の業績を総合的に勘案し、期末配当予想を1株あたり30円とさせていただきます。当社は、本年10月に創業60周年を迎えます。節目の年を迎えるにあたり、今後も持続的な成長の実現に向けて邁進して参ります。