クレスコ、今期経常を10％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

　クレスコ <4674> が2月28日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の42億円→46億円(前期は41億円)に9.5％上方修正し、増益率が2.4％増→12.2％増に拡大し、従来の10期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の19.7億円→23.7億円(前年同期は22.5億円)に20.2％増額し、一転して5.3％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→44円(前期は38円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結）　当連結会計年度の業績は、当社の「中期経営計画2023」に則ってグループ連携の強化を中心とした事業の拡大を強力に推進したことと、第２四半期連結会計期間より（株）ＯＥＣを連結の範囲に含めたことにより、当初の想定を上回る売上高となる見通しとなりました。また、利益面に関しても、増収に加えて、新型コロナウイルス禍を経たニューノーマルの時代に即した業務効率を当社企業グループ全体として改善した結果、営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益のそれぞれについて、前回予想を上回る見通しとなりました。　以上により、2021年５月10日公表の通期の業績予想を上記のとおり修正いたしました。（個別）　当事業年度の業績は、当社の「中期経営計画2023」に則ってITサービス事業及びデジタルソリューション事業を強力に推進したことと、新型コロナウイルス禍に対応するためにテレワーク体制の強化やオフィススペースの最適化等の諸施策を推し進めたことにより、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のそれぞれについて、前回予想を上回る見通しとなりました。　以上により、2021年５月10日公表の通期の業績予想を上記のとおり修正いたしました。

　　配当に関しましては、原則連結経常利益をもとに特別損益を零とした場合に算出される親会社株主に帰属する当期純利益の30％相当を目処に継続的に実現することを目指しております。　2022年３月期においては、本配当方針と現下の経営状況を鑑み、期末の１株当たり配当金予想を24円とし、中間配当金とあわせた年間配当金予想を44円といたします。※配当予想に関する留意事項　　　上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものです。実際の配当金額につきましては、今後の業績動向など様々な要因によって予想数値と異なる結果となる場合があります。