ファルコＨＤ、前期経常を9％上方修正

　ファルコホールディングス <4671> が4月23日大引け後(16:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→16.3億円(前の期は23.8億円)に8.7％上方修正し、減益率が37.1％減→31.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.3億円→7.6億円(前年同期は11.3億円)に20.6％増額し、減益率が44.5％減→33.1％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結業績予想につきましては、売上高、営業利益、経常利益については、主として平成31年２月３日に発生した火災の影響による検査受注の減少が、前回発表予想（平成31年３月29日付け）まで至らず、また、親会社株主に帰属する当期純利益については、上記要因による経常利益の増額に加え、下記の特別損失の計上及び税金費用の見直し等の影響により、前回発表予想を上記の通り修正いたします。　なお、配当予想については、前回発表予想から変更はありません。(注) 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。特別損失の計上及びその内容ついて　平成31年２月３日に当社連結子会社 株式会社ファルコバイオシステムズ総合研究所で発生した火災の影響により、平成31年３月期に下記の通り特別損失を計上予定としております。　　　　　　　　　建物附属設備、検査機器除却・撤去費用等　2億70百万円　　　　　　　　　火災臨時対応諸費等　　　　　　　　　　　　　　　　 70百万円　　　　　　　　　検査試薬・消耗品廃棄費用 　　　　　　　　　　　　 50百万円　その他、上記要因以外の減損損失及び固定資産除却損等を含めた特別損失の合計は約4億60百万円となる見込みです。