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サカタインクスのニュース
■今後の見通し
1. 2022年12月期連結業績予想の概要
サカタインクス<4633>の2022年12月期連結業績予想は、売上高が前期比9.1%増の198,000百万円、営業利益が同5.6%減の7,000百万円、経常利益が同2.4%減の8,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.5%増の5,700百万円としている。
全体として需要が堅調に推移して拡販による数量増を見込み、為替の円安も寄与して増収だが、利益面は原材料・物流コスト高騰の影響、さらにDXなど戦略投資に伴う費用増加などの影響で営業・経常減益予想としている。想定為替レート(USドル)は115.00円(2021年12月期は109.80円)としている。
営業利益の要因別増減額の見込みは、増益要因が、印刷インキの単価上昇(製品ミックス改善、価格改定)86.7億円、印刷インキの数量増24.0億円、為替影響1.9億円、調整額0.6億円、減益要因が、機能性材料5.5億円、機材1.0億円、その他1.7億円、印刷インキのコスト上昇109.5億円としている。
半期別の売上高と営業利益の予想では、上期は売上高が前年同期比9.2%増の96,800百万円で営業利益が46.5%減の2,700百万円、下期は売上高が前年同期比9.0%増の101,200百万円で営業利益が81.5%増の4,300百万円としている。上期は原材料・物流コスト高騰の影響が先行するが、下期は販売価格改定の進展や数量増効果で原材料・物流コスト高騰の影響が和らぎ、利益回復基調となる見込みだ。弊社では、2021年12月期下期と2022年12月期上期がボトムとなって業績が回復に向かう可能性が高いと考えている。
2. セグメント別の計画
(1) 印刷インキ・機材(日本)
印刷インキ・機材(日本)は売上高が前期比2.7%増の51,800百万円、営業利益が同57.4%減の500百万円としている。売上面はパッケージ印刷用インキが順調に推移するが、利益面は原材料・物流コスト高騰の影響で大幅減益見込みとしている。日本は他の地域に比べて原材料高の影響が遅れる傾向があるため、前期は他の地域に比べて影響が比較的小さかったが、2022年12月期は大きな影響を受けるため数量増や販売価格改定でカバーできない見込みとしている。また、DXなど戦略投資に伴う費用増加なども予定している。
(2) 印刷インキ(アジア)
印刷インキ(アジア)は売上高が前期比16.4%増の44,800百万円、営業利益が同0.9%減の2,200百万円としている。パッケージ印刷用インキの拡販で数量が増加し、販売価格改定も進展して大幅増収を見込むが、利益は原材料・物流コスト高騰の影響をカバーしきれず、横ばいになるとしている。
(3) 印刷インキ(米州)
印刷インキ(米州)は売上高が前期比15.6%増の63,500百万円、営業利益が同65.2%増の2,400百万円としている。パッケージ印刷用インキの拡販で数量が増加し、販売価格改定も進展して大幅増収見込みとしている。利益面は、2021年12月期は原材料・物流コスト高騰の影響が直撃して大幅減益となったが、2022年12月期は販売価格改定効果で利益回復基調の見込みとしている。
(4) 印刷インキ(欧州)
印刷インキ(欧州)は売上高が前期比5.8%増の16,800百万円、営業利益が100百万円の損失(前期は188百万円の損失)としている。パッケージ印刷用インキの拡販で増収を見込む。利益面は、数量増効果や構造改革効果で原材料・物流コスト高騰の影響を吸収して赤字縮小を見込んでいる。
(5) 機能性材料
機能性材料は売上高が前期比5.6%増の15,100百万円、営業利益が28.2%減の1,300百万円としている。需要回復基調で増収を見込むが、原材料・物流コスト高騰の影響やハイエンド市場を見据えた開発費等の積極的投資で減益見込みとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
1. 2022年12月期連結業績予想の概要
サカタインクス<4633>の2022年12月期連結業績予想は、売上高が前期比9.1%増の198,000百万円、営業利益が同5.6%減の7,000百万円、経常利益が同2.4%減の8,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.5%増の5,700百万円としている。
全体として需要が堅調に推移して拡販による数量増を見込み、為替の円安も寄与して増収だが、利益面は原材料・物流コスト高騰の影響、さらにDXなど戦略投資に伴う費用増加などの影響で営業・経常減益予想としている。想定為替レート(USドル)は115.00円(2021年12月期は109.80円)としている。
営業利益の要因別増減額の見込みは、増益要因が、印刷インキの単価上昇(製品ミックス改善、価格改定)86.7億円、印刷インキの数量増24.0億円、為替影響1.9億円、調整額0.6億円、減益要因が、機能性材料5.5億円、機材1.0億円、その他1.7億円、印刷インキのコスト上昇109.5億円としている。
半期別の売上高と営業利益の予想では、上期は売上高が前年同期比9.2%増の96,800百万円で営業利益が46.5%減の2,700百万円、下期は売上高が前年同期比9.0%増の101,200百万円で営業利益が81.5%増の4,300百万円としている。上期は原材料・物流コスト高騰の影響が先行するが、下期は販売価格改定の進展や数量増効果で原材料・物流コスト高騰の影響が和らぎ、利益回復基調となる見込みだ。弊社では、2021年12月期下期と2022年12月期上期がボトムとなって業績が回復に向かう可能性が高いと考えている。
2. セグメント別の計画
(1) 印刷インキ・機材(日本)
印刷インキ・機材(日本)は売上高が前期比2.7%増の51,800百万円、営業利益が同57.4%減の500百万円としている。売上面はパッケージ印刷用インキが順調に推移するが、利益面は原材料・物流コスト高騰の影響で大幅減益見込みとしている。日本は他の地域に比べて原材料高の影響が遅れる傾向があるため、前期は他の地域に比べて影響が比較的小さかったが、2022年12月期は大きな影響を受けるため数量増や販売価格改定でカバーできない見込みとしている。また、DXなど戦略投資に伴う費用増加なども予定している。
(2) 印刷インキ(アジア)
印刷インキ(アジア)は売上高が前期比16.4%増の44,800百万円、営業利益が同0.9%減の2,200百万円としている。パッケージ印刷用インキの拡販で数量が増加し、販売価格改定も進展して大幅増収を見込むが、利益は原材料・物流コスト高騰の影響をカバーしきれず、横ばいになるとしている。
(3) 印刷インキ(米州)
印刷インキ(米州)は売上高が前期比15.6%増の63,500百万円、営業利益が同65.2%増の2,400百万円としている。パッケージ印刷用インキの拡販で数量が増加し、販売価格改定も進展して大幅増収見込みとしている。利益面は、2021年12月期は原材料・物流コスト高騰の影響が直撃して大幅減益となったが、2022年12月期は販売価格改定効果で利益回復基調の見込みとしている。
(4) 印刷インキ(欧州)
印刷インキ(欧州)は売上高が前期比5.8%増の16,800百万円、営業利益が100百万円の損失(前期は188百万円の損失)としている。パッケージ印刷用インキの拡販で増収を見込む。利益面は、数量増効果や構造改革効果で原材料・物流コスト高騰の影響を吸収して赤字縮小を見込んでいる。
(5) 機能性材料
機能性材料は売上高が前期比5.6%増の15,100百万円、営業利益が28.2%減の1,300百万円としている。需要回復基調で増収を見込むが、原材料・物流コスト高騰の影響やハイエンド市場を見据えた開発費等の積極的投資で減益見込みとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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