日ケミカルがカイ気配、売上高が順調推移、１０年３月期連結業績予想を上方修正

　日本ケミカルリサーチ が午前９時時点で、３０円高の１４４９円カイ気配となっている。１９日引け後に、１０年３月期連結業績予想の上方修正と記念配５円を行うと発表、材料視されている。

　売上高を１４２億円から１４４億円（前期比１９．２％増）、営業利益を１５億２０００万円から１９億円（同３．５倍）、純利益を８億４０００万円から１３億円（同２．４倍）に引き上げた。売上高が順調に推移したことに加え、生産設備の高稼働や販管費の減少により利益が予想を上回る見通し。特別損失として関係会社株式の評価損や投資有価証券評価損を計上するが、繰延税金資産の見直しによる税金費用の軽減から純利益も増額となる見込み。

　同時に配当予想を変更。従来予想は普通配当５円を予定していたが、腎性貧血治療薬「エポエチンアルファＢＳ注」の製造販売承認を取得したことを記念し、記念配当５円を加え期末配当は１０円（前期実績５円）とする。年間配当は１５円（同１０円）となる予定。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社