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理研ビタミンのニュース

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相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2020/02/14 20:23

<8061> 西華産業

 四季報によると、電力、化学・エネとも前期のような大口案件ないが中・小口案件積み上げ採算改善。リチウムイオン電池製造設備は後半底入れ。欧州バルブ好調持続。素材・計測黒字化。営業益反発。21年3月期はモーター製造設備など自動車向け底堅い。リチウムイオン電池関連製造設備に加え、駆動モーター製造設備の取り扱い開始。20年3月期10億円の受注狙う。

2月10日発表。2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+13.3%の24億円、経常利益+11.7%の27億円の増収・増益の見通し。卸売業:電力、化学・エネルギー。産業機械、素材など。

2016年2月12日の1000円(併合前200円)を安値に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2018年1月9日の3350円の高値をつけました。ここをピークに反落となり、2月13日の2248円まで下げて戻りに入り、5月9日の2980円を戻り高値にして下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で2019年の5月14日の1183円で底打ちとなってもみあい、下降トレンド(B)を横にぬけて8月28日の1222円を2番底にして11月12日の1530円まで反発しました。現在は、ここからの下げで下値を確認しているところです。下値は1183円の底打ちからゆるやかなに下値を切り上げているように見えます。
 

 

<4406> 新日本理化

 四季報によると、オレオケミカル製品は好調。が、可塑剤が低迷、樹脂原料等も自動車向け減退。販価低下だが、原料価格軟化で採算維持。営業益横ばい。100周年で復配。21年3月期は酸無水物等の好採算品が増加。選択水素化と分離精製のコア技術生かし、電子材料や医・農薬中間原料の開発推進。可塑剤は非フタル酸系の開発品柱に電気自動車用の耐熱電線向け等開拓。

11月13日発表時点。2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+21.3%の7.30億円、経常利益+11.9%の8.90億円の3期連続の増収・増益の見通し。

2016年2月15日の115円、6月24日の120円を2点底にして大幅上昇となり、2017年8月17日の334円まで上昇しました。ここから9月6日の234円まで押し目を入れて反発し、9月21日には345円の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(A)に転換しました。この下降トレンド(A)の中で2018年12月25日の116円で底打ちとなり、ここからの反発で下降トレンド(A)を上にぬけて2019年3月5日の219円まで上昇しました。ここからの調整で8月29日の172円まで下げて反発となり、11月14日の229円まで上昇して押し目を形成しているところです。
 

 

<5658> 日亜鋼業

 四季報によると、柱の普通線材はフェンス向け好調。建築用締結ボルトも数量増。販価改善寄与。中国の自動車向け特殊線材の低迷こなし前号より営業益上振れ。21年3月期は締結ボルト頭打ちも普通線材堅調。増配も。国が養豚農家向けにイノシシ防護柵敷設の補助金を創設、関連製品の特需狙う。溶融亜鉛メッキで高耐久性備えたコンクリート構造物補強材を拡販。

1月31日発表。2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+37.9%の16億円、経常利益+24.8%の19億円の3期連続の増収・増益の見通し。鉄鋼:普通線材製品、特殊線材製品。

2013年12月26日の415円を高値に、下降トレンド(A)を形成し、この中で2016年6月24日の201円で底打ちとなりました。下値は、この201円を安値に切り上げる上昇ライン(B)となっていますが、上値はザラ場では2018年1月30日の396円、2019年3月13日の406円、2020年1月28日の385円と三尊天井の形となっていますが、終値ベースでは388円の横ライン(C)となっており左片を直角とする下値を切り上げの直角三角形(D)となっています。ふつうは下値を切り上げていくと388円を終値ベースで上回ると上放れの形となります。
 

 

<4526> 理研ビタミン

 四季報によると、刷新したドレッシングは数量で大苦戦。業務用も前期の反動減。ただ海外で改良剤と水産品の収益改善が想定超。改良剤開発拠点稼働の負担増こなし、会社計画線の営業益回復に。21年3月期はアジア拡販推進。好採算のドレッシング数量底入れ。家庭用は若年層開拓が課題。ドレッシング商品のキャラクターは村上信五を継続、海藻スープは人気声優を起用。

1月30日発表。2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+34.6%の68億円、経常利益+31.7%の64億円の増収・増益の見通し。

2016年10月17日の5100円の高値からの値幅の大きい下降トレンド(A)を形成し、この中で2018年9月18日の3685円の安値をつけて反発し、10月10日の4035円を戻り高値にして、やや小幅の下降トレンド(a)へ移行しました。この中で2019年8月19日の3250円で底打ちとなって、10月4日の3405円を2番底にして急伸し、下降トレンド(a)、下降トレンド(A)を上にぬけて11月1日の4120円まで上昇しました。ここでいったん一服となり、短期の買転換となって、12月9日の3905円まで押し目を入れ再上昇となって、12月20日に4095円で再び買転換となりましたが、新型肺炎問題で方向感の定まらない動きとなっています。
 

 

<6382> トリニティ工業

 四季報によると、トヨタの中国増強投資活況を支えに、塗装設備が順調。原価低減も進む。国内向け自動車部品は後半減速だが、通期据え置きの会社営業益慎重。増配幅拡大も。21年3月期は塗装設備が伸長。営業増益歩調。主納入先トヨタの中国EV工場投資拡大で塗装設備・機器の好調続く。国内は営業体制整備し家電、建機等一般塗装分野の拡大狙う。部品はロス削減に重点。

1月31日発表時点。2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+20.5%の23億円、経常利益+11.2%の25億円の増収・増益の見通し。1月31日に昨年10月30日時点の予想を上方修正。機械:設備部門、自動車部門。営業利益20億円→23億円、経常利益23億円→25億円。

2014年10月16日の395円の安値、2016年2月1日の505円を高値とする終値ベースでは400~500円のもみあい(A)が2017年の2月まで続きました。この中で2017年2月14日の500円を安値に急角度の上昇トレンド(B)へ移行し、この中で2018年2月5日に1200円の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(C)へ転換し、この中で12月28日の486円で底打ちとなって反発し、2019年8月1日の719円まで上昇後、小さな三角保ち合い(D)となりました。この三角保ち合いの中で、8月26日の630円を安値に上放れて上昇トレンド(E)へ移行し、今年の1月16日に1017円の高値をつけて反落となっています。下値確認を待つところです。
 

 

配信元: みんかぶ株式コラム
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