塩野義薬、１１年３月期連結営業利益予想は前期比１６．３％増の６１０億円

　塩野義製薬は１０日午後１時、１０年３月期決算を発表した。

　１１年３月期連結業績予想は、売上高が前期比５．９％増の２９５０億円、営業利益は同１６．３％増の６１０億円、純利益は同１．０％増の３９０億円。

　国内医療用医薬品市場に関しては、１０年４月に実施された薬価改定の影響があるものの、「クレストール」「イルベタン」を中心とした新製品の販売拡大でカバーすると想定している。なお、米国子会社の決算期を３月に変更。今期は１５カ月決算となり、売上高への影響は約１００億円の増加が見込まれるとしている。

　１０年３月期連結業績は、売上高が前期比２２．４％増の２７８５億２００万円、営業利益は同６３．８％増の５２４億３８００万円、純利益は同約２．５倍の３８６億２５００万円となった。

　１０日の株価は、前場に一時５１円安の１５７０円まで売られ年初来安値を連日で更新したが、その後は切り返し、午後１時１１分時点は３０円高の１６５１円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社