ＪＭＤＣ、上期税引き前を一転29％増益に上方修正・最高益、通期も増額

　ＪＭＤＣ <4483> [東証Ｍ] が10月29日大引け後(16:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の5億円→11億円(前年同期は8.5億円)に2.2倍上方修正し、一転して28.8％増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結税引き前利益も従来予想の25億円→31億円(前期は21.7億円)に24.0％上方修正し、増益率が14.8％増→42.3％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　第２四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウィルス感染症拡大の影響による来院控えの影響が継続していること、また、前年に消費税増税の駆け込み需要が生じていたこと等により、遠隔医療セグメント及び調剤薬局支援セグメントは前年と比して厳しい環境下にありました。ヘルスビッグデータセグメントにおきましても、医療機関向け事業にて前述の来院控えの影響を受けましたが、その影響を超えて堅調に成長することができました。その結果、売上収益は、前回公表した予想を上回る見込みとなりました。費用面につきましても、非対面営業スタイルの確立による営業関連の経費縮小等の結果、前回公表した予想から各利益が上回る見込みとなりました。通期連結業績予想につきましては、世界規模で新型コロナウィルス感染症の第二波が懸念され先行き不透明感が存在していること等に鑑み、下期の業績予想は維持した上で、第２四半期までの業績を反映した結果、前回公表した予想から売上収益、各利益が上回る見込みとなりました。※将来に関する記述等についての留意事項 上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。