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三洋化成工業のニュース
三洋化成工業<4471>は1月31日、植物の難防除病害であるリゾクトニア病の発病を抑制する環状ペプチド剤の開発に向け、岡山大学学術研究院環境生命科学学域の能年義輝研究教授らのグループと共同研究を行うと発表した。
リゾクトニア病は、病原糸状菌が原因となり引き起こされる、植物のさまざまな病害の総称。多くの作物に対して甚大な被害を及ぼしているにもかかわらず、現状は、これまでの農薬などによる方法では防除しきれていない。
リゾクトニア病に対する抵抗性誘導効果を発揮する環状ペプチドは、能年義輝研究教授らのグループが、独自の探索手法により、世界で初めて発見した。同社は界面制御技術を用いたペプチドの高効率生産技術や農薬などの製剤化技術を保有しており、これらの技術基盤を適用し、リゾクトニア病に対する対抗手段の確立を目指す。
今回の共同研究において、同社は、環状ペプチドの生産技術や、発病抑制効果を長期にわたって引き出すための製剤化技術を開発し、農業被害の低減と減農薬につなげ、環境負荷低減および持続可能な農業の実現に貢献できるよう、抵抗性誘導型の農業資材の普及に取り組んでいくとしている。
<ST>
リゾクトニア病は、病原糸状菌が原因となり引き起こされる、植物のさまざまな病害の総称。多くの作物に対して甚大な被害を及ぼしているにもかかわらず、現状は、これまでの農薬などによる方法では防除しきれていない。
リゾクトニア病に対する抵抗性誘導効果を発揮する環状ペプチドは、能年義輝研究教授らのグループが、独自の探索手法により、世界で初めて発見した。同社は界面制御技術を用いたペプチドの高効率生産技術や農薬などの製剤化技術を保有しており、これらの技術基盤を適用し、リゾクトニア病に対する対抗手段の確立を目指す。
今回の共同研究において、同社は、環状ペプチドの生産技術や、発病抑制効果を長期にわたって引き出すための製剤化技術を開発し、農業被害の低減と減農薬につなげ、環境負荷低減および持続可能な農業の実現に貢献できるよう、抵抗性誘導型の農業資材の普及に取り組んでいくとしている。
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