三洋化、非開示だった今期経常は6％減益、未定だった配当は140円実施

　三洋化成工業 <4471> が7月31日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比10.0％減の26億円に減った。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比5.5％減の120億円に減る見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比20.3％減の47億円に減る見通しを示した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を70円(前年同期は70円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も70円実施する方針とした。年間配当は140円となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の7.4％→7.5％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社が「２０２０年３月期　決算短信〔日本基準〕（連結）」を公表した２０２０年５月８日時点においては、新型コロナウイルス感染拡大や原油および石油関連製品相場の急落等、先行き不透明な事業環境を踏まえ、業績への影響を合理的に算定することは困難であると判断したため、２０２１年３月期業績予想の公表を見合わせておりました。その後、国内外の経済活動再開の動きが見えてきたため、現時点において入手可能な情報に基づき算定した業績予想を公表するものであります。

　　２０２０年５月８日に公表いたしました「２０２０年３月期　決算短信〔日本基準〕（連結）」において、２０２１年３月期配当予想を未定としておりましたが、上記の業績予想及び今後の事業展開等を慎重に検討いたしました結果、中間配当および期末配当は、前期の１株当たり７０円を据え置く予想といたしました。※上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在に入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。