三洋化、今期経常を3％上方修正、配当も5円増額

　三洋化成工業 <4471> が3月26日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の145億円→150億円(前期は138億円)に3.4％上方修正し、増益率が4.6％増→8.2％増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の100億円→55億円(前期は92.7億円)に45.0％下方修正し、一転して40.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の59.2億円→64.2億円(前年同期は69.3億円)に8.4％増額し、減益率が14.6％減→7.4％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→125円(前期は110円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　２０１９年３月期通期連結業績予想につきましては、売買スプレッド改善および高吸水性樹脂の販売数量減少等により売上高は前回予想を下方修正、営業利益は据え置きとしました。経常利益については、持分法投資損益の増加等により上方修正いたしました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記１（１）の特別損失の計上等により下方修正いたしました。

　２０１９年３月期の期末配当予想につきましては、特別損失計上により親会社株主に帰属する当期純利益は大幅減益となるものの、経常利益は２０１９年２月４日に公表した予想を上回る見込みであることから、前回予想の１株あたり６０円に５円を増配し、１株あたり６５円を行う予定です。＊上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在に入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。