石原ケミ、今期経常を一転7％減益に下方修正

　石原ケミカル <4462> [東証Ｐ] が1月31日後場(13:30)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.5％減の18.7億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の26.7億円→23.3億円(前期は25.1億円)に12.7％下方修正し、一転して7.3％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13億円→9.6億円(前年同期は10.9億円)に26.0％減額し、一転して11.5％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比12.4％減の5.1億円に減り、売上営業利益率は前年同期の11.4％→9.9％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　金属表面処理剤及び機器等セグメントにおける電子部品関連の生産調整の影響が引き続くことが予想され、主要原材料の価格が再び上昇していること、また、政策保有株式の売却による投資有価証券売却益が当初計画から減少することが見込まれることなどから、2022年５月13日に公表いたしました数値を上記のとおり修正いたします。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。