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ボードルアのニュース
*14:31JST ボードルア Research Memo(1):ITインフラストラクチャ事業に特化した企業
■要約
ボードルア<4413>は、顧客の課題解決を目指し、コンサルティングから設計、構築、運用まで一貫してサービスや技術を提供する「ITインフラストラクチャ事業」に特化した企業である。ITインフラストラクチャとは、企業のITサービスやIT環境における運用・管理に必要な要素を構成したものである。たとえば通信を行ううえで欠かせないサーバー、ネットワーク、セキュリティなどを設計・構築すること、または運用・保守を行うことを指す。IT技術は日々進化し複雑化するため、先端技術分野において専門性が高いサービスが要求される。そうしたITインフラストラクチャの事業領域において、同社は効率的な人材育成基盤と競争力の高いサービス提供の基盤を確立している。
1. 2023年2月期第3四半期の業績概要
2023年2月期第3四半期の業績は、売上高で3,756百万円(前年同期比30.8%増)、営業利益は639百万円(同36.9%増)、税金等調整前四半期純利益は753百万円(同43.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は511百万円(同41.1%増)と増収増益となった。なお、同社は2023年2月期より四半期連結財務諸表を作成しているが、本レポートにおける前年同期比については同社公開資料を基に記載している。増収増益の主な要因は、大企業をターゲットにした売上割合の増加、クラウド、ワイヤレス、ロードバランサー※などの先端技術分野の売上が好調に推移したこと、自社内における早期育成による専門人材及び高度専門人材の増加が挙げられる。
※サーバーにかかる負荷を平等に振り分けるための装置またはその仕組みのこと。これによって、Webサイトへのアクセス集中やサーバー故障などの場合でも、アクセス中の利用者に安定したサービス提供ができるなど、1つのサーバーにかかる負担を軽減することができる。
2. 2023年2月期通期の業績見通し
2023年2月期の連結業績予想は、売上高が5,100百万円(前期比30.0%増)、営業利益は875百万円(同28.8%)、税金等調整前当期純利益は935百万円(同26.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は684百万円(同26.0%増)を見込んでいる。なお、前期比は参考数値として弊社が算出したものである。2023年2月期は前期同様に下期偏重の傾向が見られる。通期予想の営業利益に対する2023年2月期第3四半期時点での進捗率は73.1%で、前年同期の68.8%よりも好調な進捗であることから、第4四半期の業績が前年同期並みの割合であっても、通期業績の予想値は十分達成できると見られる。
3. 成長戦略
同社は先端技術分野への注力、エンタープライズ顧客※1の拡大と深耕、高度専門人材育成を通じた競争力強化によるさらなる成長を目指している。従来のITインフラストラクチャ分野のみではなく、ワイヤレス、ロードバランサー、ネットワーク仮想化※2、クラウド、セキュリティといった先端技術分野へ重点を置き、これまでの実績を武器にエンタープライズ顧客との取引を拡大することで、案件規模の拡大とストックビジネスの積み上げを図る。加えて、同社に多数在籍する入社2年未満の社員の育成を継続しながら、社内に高度専門人材の育成カリキュラムを完備して高度専門人材の比率を拡大し、競争力のあるサービスを強化する。また、同社は事業拡大のためのM&Aを展開することを掲げており、まずは技術改革、業務改革チームを組成し、事業領域の近い企業とのM&A、そのうえで、AI、IoT、DXなどのITインフラストラクチャと相性の良い事業領域で展開する企業とのM&Aを目指している。
※1 同社では主に大企業のことを称しており、顧客セグメントとして日経225、日経400、日経500のいずれかに採用されている企業、または売上500億円以上の企業を対象としている。
※2 これまで各ハード機器の設置が必要となっていたCPU、メモリ、データ保存などの機能を仮想化するとソフトウェアのように扱えるようになり、ハード機器のリソースを高効率で運用できるようになる。そのため1台に集約できるなどのメリットがある。
■Key Points
・効率的な人材育成基盤と競争力が高いサービス提供の基盤を確立したITインフラストラクチャ企業
・2023年2月期第3四半期の業績は売上高・営業利益ともに前年同期比30%以上の成長率で増収増益
・2023年2月期も下期偏重の傾向があり、業績予想の達成は十分可能
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<SI>
ボードルア<4413>は、顧客の課題解決を目指し、コンサルティングから設計、構築、運用まで一貫してサービスや技術を提供する「ITインフラストラクチャ事業」に特化した企業である。ITインフラストラクチャとは、企業のITサービスやIT環境における運用・管理に必要な要素を構成したものである。たとえば通信を行ううえで欠かせないサーバー、ネットワーク、セキュリティなどを設計・構築すること、または運用・保守を行うことを指す。IT技術は日々進化し複雑化するため、先端技術分野において専門性が高いサービスが要求される。そうしたITインフラストラクチャの事業領域において、同社は効率的な人材育成基盤と競争力の高いサービス提供の基盤を確立している。
1. 2023年2月期第3四半期の業績概要
2023年2月期第3四半期の業績は、売上高で3,756百万円(前年同期比30.8%増)、営業利益は639百万円(同36.9%増)、税金等調整前四半期純利益は753百万円(同43.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は511百万円(同41.1%増)と増収増益となった。なお、同社は2023年2月期より四半期連結財務諸表を作成しているが、本レポートにおける前年同期比については同社公開資料を基に記載している。増収増益の主な要因は、大企業をターゲットにした売上割合の増加、クラウド、ワイヤレス、ロードバランサー※などの先端技術分野の売上が好調に推移したこと、自社内における早期育成による専門人材及び高度専門人材の増加が挙げられる。
※サーバーにかかる負荷を平等に振り分けるための装置またはその仕組みのこと。これによって、Webサイトへのアクセス集中やサーバー故障などの場合でも、アクセス中の利用者に安定したサービス提供ができるなど、1つのサーバーにかかる負担を軽減することができる。
2. 2023年2月期通期の業績見通し
2023年2月期の連結業績予想は、売上高が5,100百万円(前期比30.0%増)、営業利益は875百万円(同28.8%)、税金等調整前当期純利益は935百万円(同26.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は684百万円(同26.0%増)を見込んでいる。なお、前期比は参考数値として弊社が算出したものである。2023年2月期は前期同様に下期偏重の傾向が見られる。通期予想の営業利益に対する2023年2月期第3四半期時点での進捗率は73.1%で、前年同期の68.8%よりも好調な進捗であることから、第4四半期の業績が前年同期並みの割合であっても、通期業績の予想値は十分達成できると見られる。
3. 成長戦略
同社は先端技術分野への注力、エンタープライズ顧客※1の拡大と深耕、高度専門人材育成を通じた競争力強化によるさらなる成長を目指している。従来のITインフラストラクチャ分野のみではなく、ワイヤレス、ロードバランサー、ネットワーク仮想化※2、クラウド、セキュリティといった先端技術分野へ重点を置き、これまでの実績を武器にエンタープライズ顧客との取引を拡大することで、案件規模の拡大とストックビジネスの積み上げを図る。加えて、同社に多数在籍する入社2年未満の社員の育成を継続しながら、社内に高度専門人材の育成カリキュラムを完備して高度専門人材の比率を拡大し、競争力のあるサービスを強化する。また、同社は事業拡大のためのM&Aを展開することを掲げており、まずは技術改革、業務改革チームを組成し、事業領域の近い企業とのM&A、そのうえで、AI、IoT、DXなどのITインフラストラクチャと相性の良い事業領域で展開する企業とのM&Aを目指している。
※1 同社では主に大企業のことを称しており、顧客セグメントとして日経225、日経400、日経500のいずれかに採用されている企業、または売上500億円以上の企業を対象としている。
※2 これまで各ハード機器の設置が必要となっていたCPU、メモリ、データ保存などの機能を仮想化するとソフトウェアのように扱えるようになり、ハード機器のリソースを高効率で運用できるようになる。そのため1台に集約できるなどのメリットがある。
■Key Points
・効率的な人材育成基盤と競争力が高いサービス提供の基盤を確立したITインフラストラクチャ企業
・2023年2月期第3四半期の業績は売上高・営業利益ともに前年同期比30%以上の成長率で増収増益
・2023年2月期も下期偏重の傾向があり、業績予想の達成は十分可能
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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