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東邦化、今期経常を44%下方修正

配信元:株探
投稿:2020/08/04 14:00
 東邦化学工業 <4409> [東証2] が8月4日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は3.1億円の赤字(前年同期は3.1億円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の16億円→9億円(前期は16.7億円)に43.8%下方修正し、減益率が4.7%減→46.4%減に拡大する見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の6.1億円→0.8億円(前年同期は6.6億円)に86.9%下方修正し、減益率が8.1%減→88.0%減に拡大する見通しとなった。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の3.7%→-1.6%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)第1四半期の連結業績について 当第1四半期の連結業績は、コロナ禍の影響を受け、売上高が前年同期比10%を超える大幅な減収となりました。加えて、原材料価格の急落に伴う多額の在庫評価損が発生し、営業損益、経常損益、親会社株主に帰属する四半期純損益のいずれにおいても赤字計上を余儀なくされました。 4月の売上高は、前年同月比で比較的小さな減収にとどまったものの、5月以降、コロナ禍の影響が俄かに顕在化し、大半の分野で需要が大幅に減少し、5~6月の売上高は期初予想を大きく下回りました。 また、在庫については、新型コロナウイルスの影響による生産活動停止等のリスクへの備えとして必要な在庫水準を維持する中、原材料価格急落の影響が期初の想定を超え、5億円を上回る多額の評価損が発生いたしました。(2)第2四半期(累計)及び通期の連結業績予想について 第1四半期の実績及び現在の経営環境を踏まえ、第2四半期以降の業績予想を見直した結果、第2四半期(累計)及び通期の連結業績予想の修正が必要となりました。 第2四半期の売上高は、第1四半期対比では10%を超える増収を見込んでおります。しかしながら、コロナ禍の影響は下期にまで及び、下期の売上高は上期対比で小幅な増収にとどまる見込みであり、今年度中は厳しい状況が続く見通しです。その中で、電子情報産業用の微細加工用樹脂は、下期も第1四半期からの好調を持続する見込みです。 第2四半期以降、更なる在庫評価損は発生しない見通しであり、原材料安に伴う利幅の改善効果もあり、第1四半期を底に、損益は改善に向かう見込みです。※上記の業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探
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