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*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした個別物色のほか、短期的にはハイテク株のリバウンド狙い~
9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■決算を手掛かりとした個別物色のほか、短期的にはハイテク株のリバウンド狙い
■大瓦斯、23/3営業利益 39.5%減 600億円、24/3予想 132.5%増 1395億円
■前場の注目材料:三菱自、30年めどガソリン車の開発終了、脱エンジン、EV開発に軸
■決算を手掛かりとした個別物色のほか、短期的にはハイテク株のリバウンド狙い
9日の日本株市場は、やや買い優勢となるものの、買い一巡後はこう着感が強まりそうだ。8日の米国市場はNYダウが55ドル安だった一方で、ナスダックは21ポイント高とまちまちの展開。米地銀株への買戻しが継続したことが安心感につながったが、FRB銀行融資担当者調査で融資基準が一段と厳格化されたことやビジネス融資需要の弱さが証明され、相場の重荷となった。また、債務不履行リスクを警戒した売りも警戒された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の29050円。円相場は1ドル135円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まろう。米地銀株への買いが継続したことから、安心感につながるものの、米連邦債務上限問題への警戒や米消費者物価指数(CPI)などの重要インフレ指標の発表を控えているなかでは、積極的な売買は手控えられそうだ。また、決算発表がピークを迎えるなか、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まるだろう。日経225先物は29000円を挟んだこう着のなか、終値では29000円を上回ったことから、同水準での底堅さは意識されそうだが、リバウンド機運は高まりづらいところである。
もっとも、米地銀株の上昇のほか、エヌビディアなど半導体株の一角が買われており、売り仕掛け的な動きに対しては、その後のリバウンドを狙ったスタンスに向かわせよう。ナスダックは連日で年初来高値を更新していることから、軟調な推移が続いている値がさハイテク株についても、次第に売り込みづらくさせてきそうである。短期的とはいえ、ハイテク株へのリバウンド狙いの動きが意識されよう。TSMCは時間外取引で5%近く上昇していることも材料視されそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が底堅い値動きを見せてくるようだと、日経平均の29000円固めも意識されやすく、センチメント改善に向かわせよう。
物色についてはハイテク株のリバウンド狙いのほか、米地銀株の上昇を手掛かりとした金融セクターに注目。また、前日の引け後に決算を発表したところでは、ワークマン<7564>、大瓦斯<9532>、JFE<5411>、ヒロセ電<6806>、岩崎電<6924>、キッセイ薬<4547>、スパークスG<8739>、スパバック<3945>、CEHD<4320>、AOKIHD<8214>、セルシス<3663>、林兼産<2286>、グリムス<3150>、共同紙<9849>などが注目される。
■大瓦斯、23/3営業利益 39.5%減 600億円、24/3予想 132.5%増 1395億円
大瓦斯<9532>が発表した2023年3月期業績は、売上高が前期比43%増の2兆2751.13億円、営業利益は同39.5%減の600.01億円だった。原料費調整制度に基づきガス販売単価が高めに推移したことやLNG販売価格の上昇による増収。米LNGプラント「フリーポート」で発生した火災の影響で代替調達などの費用が膨らんだ。2024年3月期業績は、売上高が前期比11.3%減の2兆170億円、営業利益は同132.5%増の1395億円を計画。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(12256.92、+21.50)
・シカゴ日経先物は上昇(29050、大阪比+100)
・1ドル=135.00-10円
・SOX指数は上昇(3024.41、+16.72)
・VIX指数は低下(16.98、-0.21)
・米原油先物は上昇(73.16、+1.82)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・三菱自<7211>30年めどガソリン車の開発終了、脱エンジン、EV開発に軸
・アズビル<6845>タイに新工場、15億円投資、計測器生産
・栗田工業<6370>仏社を買収、半導体向け水処理事業拡大
・シスメックス<6869>メディカロイド、手術支援ロボ「ヒノトリ」、シンガポールで承認申請
・東京センチュリー<8439>熊本・荒尾メガソーラーに蓄電池
・住友商事<8053>英ボーダフォン系に出資、車載SIM決済提供
・タムラ製作所<6768>ルーマニアに生産子会社、欧州需要拡大に対応
・ホンダ<7267>ガーナに新工場、アフリカで4輪車生産増強
・月島HD<6332>福岡で下水汚泥発電を開始、年600万kW時
・JFEHD<5411>千葉のステンレス製造に電気炉、150億円投じ25年度下期稼働
・ADEKA<4401>韓国で高誘電材料増強、次世代半導体に対応
・東ソー<4042>回収CO2を原料化、山口に設備導入
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 3月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.0%、2月:+0.8%)
・08:30 3月家計支出(前年比予想:+0.8%、2月:+1.6%)
<海外>
・時間未定 中・4月輸出(前年比予想:+8.0%、3月:+14.8%)
・時間未定 中・4月輸入(前年比予想:-0.2%、3月:-1.4%) <ST>
■決算を手掛かりとした個別物色のほか、短期的にはハイテク株のリバウンド狙い
■大瓦斯、23/3営業利益 39.5%減 600億円、24/3予想 132.5%増 1395億円
■前場の注目材料:三菱自、30年めどガソリン車の開発終了、脱エンジン、EV開発に軸
■決算を手掛かりとした個別物色のほか、短期的にはハイテク株のリバウンド狙い
9日の日本株市場は、やや買い優勢となるものの、買い一巡後はこう着感が強まりそうだ。8日の米国市場はNYダウが55ドル安だった一方で、ナスダックは21ポイント高とまちまちの展開。米地銀株への買戻しが継続したことが安心感につながったが、FRB銀行融資担当者調査で融資基準が一段と厳格化されたことやビジネス融資需要の弱さが証明され、相場の重荷となった。また、債務不履行リスクを警戒した売りも警戒された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の29050円。円相場は1ドル135円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まろう。米地銀株への買いが継続したことから、安心感につながるものの、米連邦債務上限問題への警戒や米消費者物価指数(CPI)などの重要インフレ指標の発表を控えているなかでは、積極的な売買は手控えられそうだ。また、決算発表がピークを迎えるなか、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まるだろう。日経225先物は29000円を挟んだこう着のなか、終値では29000円を上回ったことから、同水準での底堅さは意識されそうだが、リバウンド機運は高まりづらいところである。
もっとも、米地銀株の上昇のほか、エヌビディアなど半導体株の一角が買われており、売り仕掛け的な動きに対しては、その後のリバウンドを狙ったスタンスに向かわせよう。ナスダックは連日で年初来高値を更新していることから、軟調な推移が続いている値がさハイテク株についても、次第に売り込みづらくさせてきそうである。短期的とはいえ、ハイテク株へのリバウンド狙いの動きが意識されよう。TSMCは時間外取引で5%近く上昇していることも材料視されそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が底堅い値動きを見せてくるようだと、日経平均の29000円固めも意識されやすく、センチメント改善に向かわせよう。
物色についてはハイテク株のリバウンド狙いのほか、米地銀株の上昇を手掛かりとした金融セクターに注目。また、前日の引け後に決算を発表したところでは、ワークマン<7564>、大瓦斯<9532>、JFE<5411>、ヒロセ電<6806>、岩崎電<6924>、キッセイ薬<4547>、スパークスG<8739>、スパバック<3945>、CEHD<4320>、AOKIHD<8214>、セルシス<3663>、林兼産<2286>、グリムス<3150>、共同紙<9849>などが注目される。
■大瓦斯、23/3営業利益 39.5%減 600億円、24/3予想 132.5%増 1395億円
大瓦斯<9532>が発表した2023年3月期業績は、売上高が前期比43%増の2兆2751.13億円、営業利益は同39.5%減の600.01億円だった。原料費調整制度に基づきガス販売単価が高めに推移したことやLNG販売価格の上昇による増収。米LNGプラント「フリーポート」で発生した火災の影響で代替調達などの費用が膨らんだ。2024年3月期業績は、売上高が前期比11.3%減の2兆170億円、営業利益は同132.5%増の1395億円を計画。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(12256.92、+21.50)
・シカゴ日経先物は上昇(29050、大阪比+100)
・1ドル=135.00-10円
・SOX指数は上昇(3024.41、+16.72)
・VIX指数は低下(16.98、-0.21)
・米原油先物は上昇(73.16、+1.82)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・三菱自<7211>30年めどガソリン車の開発終了、脱エンジン、EV開発に軸
・アズビル<6845>タイに新工場、15億円投資、計測器生産
・栗田工業<6370>仏社を買収、半導体向け水処理事業拡大
・シスメックス<6869>メディカロイド、手術支援ロボ「ヒノトリ」、シンガポールで承認申請
・東京センチュリー<8439>熊本・荒尾メガソーラーに蓄電池
・住友商事<8053>英ボーダフォン系に出資、車載SIM決済提供
・タムラ製作所<6768>ルーマニアに生産子会社、欧州需要拡大に対応
・ホンダ<7267>ガーナに新工場、アフリカで4輪車生産増強
・月島HD<6332>福岡で下水汚泥発電を開始、年600万kW時
・JFEHD<5411>千葉のステンレス製造に電気炉、150億円投じ25年度下期稼働
・ADEKA<4401>韓国で高誘電材料増強、次世代半導体に対応
・東ソー<4042>回収CO2を原料化、山口に設備導入
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 3月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.0%、2月:+0.8%)
・08:30 3月家計支出(前年比予想:+0.8%、2月:+1.6%)
<海外>
・時間未定 中・4月輸出(前年比予想:+8.0%、3月:+14.8%)
・時間未定 中・4月輸入(前年比予想:-0.2%、3月:-1.4%) <ST>
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