ダイトーケミ、今期最終を20％下方修正、配当は3円増額

　ダイトーケミックス <4366> [東証２] が9月25日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結最終利益を従来予想の5億円→4億円(前期は5億2400万円)に20.0％下方修正し、減益率が4.6％減→23.7％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結営業利益は従来予想の4億円→8億円(前期は8億1200万円)に2.0倍上方修正し、減益率が50.7％減→1.5％減に縮小する見通しとなった。
　ただ、4-9月期(上期)の連結最終利益は従来予想の5000万円→3億円(前年同期は3億4000万円)に6.0倍上方修正し、減益率が85.3％減→11.8％減に縮小する見通しとなった。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の2円→5円(前年同期は3円)に大幅増額し、年間配当は9円になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第2四半期累計期間の業績につきましては、売上高は化成品事業の電子材料が増加しましたが、イメージング材料が減少した結果、前回公表予想どおりの見通しとなりました。利益面におきましては、収益性が高い品目の売上構成の高まり、生産経費の削減等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも前回公表予想を上回る見込みとなりました。　2021年3月期通期連結業績予想につきましては、第2四半期累計期間の業績予想の修正による影響、新型コロナウイルス感染症による影響、および2020年3月24日にお知らせしました韓国における持分法適用関連会社であるDAITO-KISCO Corporationで発生した火災に対する当期の受取保険金の減少により、前回予想を修正するものであります。

　　2021年3月期の期末配当予想につきましては、業績予想の修正、内部留保など総合的に勘案するとともに、株主の皆様のご支援にお応えするため、第2四半期の１株当たりの期末配当予想を前回発表予想の2円から3円増配し5円とさせて頂く予定です。なお、期末配当予想につきましては、前回発表から変更ございません。（注）上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績は今後さまざまな要因に　　　より乖離することもありえますので、ご承知おきください。