マナック、前期経常を一転微減益に下方修正、配当は5円増額

　マナック <4364> [東証２] が4月25日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の3.7億円→2.6億円(前の期は2.6億円)に28.6％下方修正し、一転して0.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.7億円→1.6億円(前年同期は4億円)に38.5％減額し、減益率が32.1％減→58.3％減に拡大する計算になる。

　同時に、前期の年間配当を従来計画の7.5円→12.5円(前の期は7.5円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　最近の業績動向により、売上高及び利益につきましては減収減益となる見込みであります。　主な要因といたしましては、、市場環境が影響しファインケミカル事業が当初見込みから伸び悩んだことによるものであります。　つきましては、平成29 年５月12 日に公表いたしました平成30 年３月期通期連結業績予想数値を上記の通りを修正いたします。　※上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の実績は、今後の　様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　　当社は、剰余金の配当等を、株主総会の決議によらず取締役会の決議によって行う旨を定款に定めており、株主の皆様への利益還元を重要な資本政策の一つと位置付け、長期的、安定的な配当水準の維持に努めることを基本方針としております。　平成30 年３月期の期末配当金につきましては、１株当たり５円に加え、今年５月に当社が創立７０周年を迎えることで、特別配当として５円増額し、10 円とすることといたしました。