山田債権が反発、大口再生案件にかかる債券購入を発表

　山田債権回収管理総合事務所<4351.T>が反発。２４日の取引終了後、大口再生案件にかかる債権購入を決定したと発表。３年程度の準備期間を経てリファイナンスなどによる出口を目指すとしていることから、将来的な業績への寄与に期待した買いが入っているようだ。
　同案件は、同社と山田晃久社長（個人）が共同投資案件として昨年２月に買い取り済の大口再生案件にかかる債権について、山田氏の持ち分全てを同社が譲り受けるもの。債務者に関する情報や債権購入金額などは未公表だが、今回の買取債権の購入に伴い、連結総資産は１４年１２月期末の連結純資産の３０％に相当する額以上増加する見通しだとしている。
　なお、同時に、４月１７日に発表した「再生案件にかかる債権譲渡契約書締結に向けた交渉」に関しては、合意が困難であるとして中止を決定したとあわせて発表している。

山田債権の株価は１１時３０分現在６２０円（△１３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）