927円
アイ・ピー・エスのニュース
■IPS <4335> 844円 (+101円、+13.6%) 一時ストップ高
アイ・ピー・エス <4335> [東証S]が続急騰、一時ストップ高となった。同社は24日取引終了後、23年6月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の2億5000万円から3億円(前期比24.5%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高予想も25億円から28億円(同2.6%増)に上方修正。営業体制の強化によって新規案件を着実に受注していることに加え、プロジェクト体制の強化や品質管理体制の効果で納品が予定通りに進み、不採算案件も少ないことが主な要因だとしている。また、期末一括配当を従来計画比10円増額の30円(前期実績は20円)にすることもあわせて発表している。
■サイフューズ <4892> 1,330円 (+153円、+13.0%)
サイフューズ <4892> [東証G]が5日ぶりに急反騰。24日の取引終了後、手指の末梢神経損傷患者に対する医師主導治験を実施し、同社の臨床用バイオ3Dプリンターを用いて製造した三次元神経導管を移植した全ての患者において、安全性及び有効性が確認できたと発表したことが好感された。同治験は、京都大学医学部附属病院先端医療研究開発機構(iACT)、細胞療法センター(CCMT)とともに実施した。同社では今回の結果を医薬品医療機器総合機構に報告し、今後同社主導のもとで、再生医療等製品としての実用化に向けて開発を進めるとしている。
■Aバランス <3856> 8,450円 (+730円、+9.5%)
Abalance <3856> [東証S]が5日ぶり急反発。2月中旬以降、株価は一貫した上昇トレンドを続け、今月18日には1万3370円の上場来高値を形成。わずか2ヵ月で4.5倍に大化けしたが、その後の崩れ足も激しかった。信用の投げを誘発し直近4営業日続落で前日は一時7000円台を割り込み、高値から半値近い水準まで売り込まれる場面があった。しかし、目先投げ売りが一巡し、25日は外資系証券経由の貸株調達による空売り買い戻しなども観測されるなか、リバウンドに転じた。なお、同社は前日24日取引終了後に、前週21日に開示した同社のベトナムグループ会社の太陽光パネル製造用部品となるセル工場建設についての追加情報を発表した。そのなか、セル工場建設資金の捻出について、公募増資などの計画はないことに言及、これが買いを誘導した面もあるようだ。
■関門海 <3372> 275円 (+22円、+8.7%)
関門海 <3372> [東証S]が続急伸。4月20日にマドを開けて上放れ、その後は上ヒゲを形成しながらも継続的な買いが流入して売り物をこなした。低価格を売り物とするフグ料理「玄品」をチェーン展開するが、訪日外客数が急増傾向にあるなか、外国人のフグ料理に対するニーズが旺盛でインバウンド消費の恩恵を受けている。22年3月期までの業績低迷は既に株価に織り込まれており、23年3月期以降は営業黒字定着が見込まれている。時価は200円台と低位に位置することもあって、個人投資家の短期指向の買いが誘導されやすい。
■GMB <7214> 1,285円 (+85円、+7.1%)
GMB <7214> [東証S]が続急伸。25日は前週末21日につけた年初来高値1230円を更新、新値街道に復帰した。駆動系部品を強みとする自動車部品メーカーで、株価は3月末に上放れて以降大口の資金が流入、出来高増勢のなか強力な上昇トレンドを形成している。韓国の現代自動車を主要顧客としており、ここ人気化傾向が目立つ“韓国関連株”の一角に位置付けられる。最大の注目ポイントは一株純資産が前期実績ベースで4000円強と高水準で、PBRに換算して0.3倍前後と超割安圏に位置していることだ。東証がPBR1倍を大きく下回る企業に対し改善要請を出していることを受け、同社は増配や自社株買いなど株主還元強化の可能性が意識されるとともに、大幅な株価水準訂正余地を示唆している。
■コスモスイニ <8844> 575円 (+36円、+6.7%)
コスモスイニシア <8844> [東証S]が3日続急伸、500円台後半へ一気に株価水準を切り上げてきた。同社は首都圏を軸にマンション開発・販売を手掛けるほか、外国人観光客の長期滞在向けアパートメントホテルなども展開し、インバウンド関連株の一角としても注目されている。24日取引終了後、23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の35億円から49億円(前の期比46%増)に大幅増額した。宿泊事業が水際対策の緩和や旅行需要の喚起策推進などの効果で、稼働率及び客室単価が上昇し収益を押し上げている。好業績を背景に株主還元も強化し、年間配当も従来計画の9円から14円に上乗せしている。これらを好感する買いが集中した。
■乃村工芸社 <9716> 956円 (+51円、+5.6%)
東証プライムの上昇率3位。乃村工藝社 <9716> [東証P]が続急伸し、年初来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日、同社のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」に引き上げた。目標株価は1200円(従来は850円)に変更している。事業環境が底打ちし、業績改善の期待が高まる局面となったと指摘。成長投資による費用増を見込み、同証券による25年2月期までの営業利益予想は引き下げたものの、需要はこれまでの想定以上に堅調で受注競争環境も徐々に緩和するとの見方を示し、目標株価算出に用いるPER(株価収益率)を切り上げた。大阪・関西万博案案件の寄与も見込まれるほか、「リオープニング」銘柄の観点でも注目されるとしている。
■エルミック <4770> 379円 (+18円、+5.0%)
図研エルミック <4770> [東証S]が続急伸。24日の取引終了後、23年3月期の単体業績に関し、最終利益が計画の1億3700万円から1億7600万円(前の期比2.6倍)に上振れて着地したようだと発表した。これを好感した買いが入ったようだ。売上高は9億1000万円から9億2500万円(同15.5%増)に上振れた見込みという。販売先の拡大に加え、開発原価低減や経費削減の効果が出たとしている。
■Mマート <4380> 1,453円 (+63円、+4.5%)
Mマート <4380> [東証G]が大幅高で3日続伸。25日、「ChatGPT」を活用した出品・販売支援ツールを実用化し、出店社(売り手)に提供を開始したと発表しており、好材料視された。今回実用化したのは、出店社の管理画面上で所定の入力(商品名、取引単位など)をし「AIボタン」を押すと、ChatGPTが自動で200字程度の商品説明を数秒から1分以内に作成するというもの。また、その食材を使ったメニューや用途をChatGPTが作成する機能も提供する。同社では同ツールについて、3月に設立した「三方会」会員出店社へ提供を開始しており、今後は「Mマート」市場の一般の出店社にも提供するほか、日本初の業務用フリーマーケット「ラプター」など他の市場へも順次展開するとしている。
■きちりHD <3082> 822円 (+29円、+3.7%)
きちりホールディングス <3082> [東証S]が大幅続伸。24日の取引終了後、子会社レストランXが運営する「客席のないレストラン」で「ChatGPT」を用いた対話型AI接客の実証実験を5月22日に開始すると発表しており、好材料視された。コロナ禍からの回復期を迎えた飲食業界では人手不足が以前にも増して慢性化しており、今後予想される更なる人手不足を解消するイノベーションとして実施する。実証実験では、ディスプレー上でAI接客をするスタッフが顧客を出迎えるほか、顧客の好みに合わせた商品の提案、店のコンセプトや専用アプリの紹介、近隣の街情報なども回答するとしている。
■三菱電 <6503> 1,683円 (+53.5円、+3.3%)
三菱電機 <6503> [東証P]が大幅高で13日続伸。2021年6月以来、およそ1年10ヵ月ぶりの高値水準で推移した。24日の取引終了後、自動車機器事業の構造改革を実施すると発表。収益性の向上を期待した買いが集まったようだ。巨額投資が必要な先進運転支援システムなどのCASE関連事業については、技術シナジーが見込めるパートナーとの協業を模索する。電動パワーステアリングシステム製品など強みが生かせる事業に関してはコスト削減とともに、価格転嫁の加速など顧客との取引条件の見直しを進め、収益性が期待できるプロジェクト・機種にリソースを集中させる。一方、カーマルチメディアをはじめとする課題事業は早期の事業終息を進めるという。スピーディーな事業運営を展開するため自動車機器事業を分社化する方針。具体的な方法や内容は確定していないとしているが、1年以内を目安に新会社の設立を目指すとしている。
■ダイセキ <9793> 3,815円 (+120円、+3.3%)
ダイセキ <9793> [東証P]が大幅高で3日続伸。24日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を30万株(発行済み株数の0.60%)、または12億円としており、取得期間は4月25日から7月31日まで。企業環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。
■ファイバーG <9450> 1,180円 (+38円、+3.3%)
ファイバーゲート <9450> [東証P]が大幅続伸、年初来高値を更新した。同社は25日、電気自動車(EV)用充電インフラを提供するTerra Motors(テラモーターズ、東京都港区)と業務提携したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。両社は、通信及びEVインフラを通して顧客の課題解決に取り組む企業として事業シナジーを生み、相互の顧客紹介でサービスの付加価値向上と事業発展を加速させるとしている。
※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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