野村総研、今期経常を2％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　野村総合研究所 <4307> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比20.9％増の630億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の810億円→830億円(前期は724億円)に2.5％上方修正し、増益率が11.9％増→14.6％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の392億円→412億円(前年同期は388億円)に5.1％増額し、増益率が1.0％増→6.2％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→32円(前期は1→3の株式分割前で90円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比14.7％増の213億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の14.5％→16.1％に上昇した。

株探ニュース