プロトコーポレーションのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
プロトコーポレーション <4298> 【 2+→1】
「3Q単独はプラットフォーム堅調と物品販売好調が相俟って営業過去最高益」
21/3期3Q累計(4-12月)決算では広告関連及び情報・サービスの新車領域の堅調推移(中古車、整備、新車領域でのサービスプラットフォームの着実な取引先数拡大やアップセルの進展等による)にタイヤ販売好調が相俟って3Q(10-12月)単独の営業利益が2桁増益、過去最高となったこと、上期はコロナ影響を強く受けたが10月から増収トレンドに転換したこと、通期利益計画を上方修正したことなどがポジティブ。TIWでは21/3期は修正計画上振れを見込みこと、22/3期は増収2桁営業増益を見込むこと、更には株価指標面
(22/3期TIW予想PER11.5倍等)にも割安感があるため投資評価を
「1」へ引き上げる
予想ROE:11.5% PBR:1.4倍、来期予想PER:11.5倍、来期予想EPS成長率:12%株価(2/26終値):1,115円
Fモデルによる理論株価:2,092円(2月24日by高田悟)
豊田通商 <8015> 【 2+→2+】
「自動車生産関連中心に上向き3Q単独で2桁増益、通期計画を上方修正」
21/3期3Q累計は自動車分野中心に1Qにコロナ影響を強く受け営業利益が前年同期比13%減の1,433億円、純利益が同23%減の893億円となった。ただし、2Q以降コロナ禍から回復に向かい3Q単独ではトヨタ自動車生産回復とともに自動車生産関連が回復に向かい、非自動車関連の堅調推移に加え、アフリカ本部回復も継続し営業利益は同29%増の713億円、純利益が同27%増の476億円となった。自動車本部(海外での自動車販売や輸出)の回復に遅れがみられるが金属、グローバル部品・ロジスティクス本部などの自動車生産関連中心に3Qに業績が上向き、見通しも改善したため21/3期通期計画を同社は営業利益予想を450億円、純利益予想を400億円上方修正した。
予想ROE:8.5% PBR:1.2倍、来期予想PER:11.4倍、来期予想EPS成長率:18%株価(2/26終値):4,460円
Fモデルによる理論株価:5,095円(2月25日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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