日化薬、前期経常を30％上方修正

　日本化薬 <4272> [東証Ｐ] が4月23日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の97億円→126億円(前の期は230億円)に29.9％上方修正し、減益率が57.9％減→45.3％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の58億円→41億円(前の期は149億円)に29.3％下方修正し、減益率が61.3％減→72.6％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.8億円→42.8億円(前年同期は63.9億円)に3.1倍増額し、減益率が78.3％減→33.0％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績の予想につきまして、営業利益は固定費の抑制等により、経常利益については為替の影響等により前回発表予想数値を上回る予定です。親会社に帰属する当期純利益については、投資有価証券評価損に加えて、クリーナー事業に係る無形固定資産の減損損失を計上したことにより前回発表予想数値を下回る予定です。　なお、クリーナー事業に係る無形固定資産の減損損失につきましては、本日公表します「特別損失（減損損失）の計上に関するお知らせ」をご参照ください。　※上記予想の内容は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しており今後の市況動向等により変動する可能性があります。