アイカ、非開示だった今期経常は31％減益、未定だった配当は106円実施

　アイカ工業 <4206> が5月19日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比31.1％減の147億円に落ち込む見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比49.5％減の53億円に落ち込む見通しと発表した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を49円(前年同期は49円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も57円実施する方針とした。年間配当は106円となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は2020年４月30日発表の決算短信において2021年３月期の業績予想を未定としておりました。しかしながら、日本における緊急事態宣言の一部解除ならびにアジア・オセアニア各国における経済活動再開等の動きが見え始めたことから、2020年１～４月の海外連結子会社の業績速報、国内の2020年４月の売上動向等、現時点で入手しうる情報を踏まえて、上記のように2021年３月期の業績予想を策定いたしました。また、上記業績予想の前提ならびに前年度との利益増減などにつきましては、同時に発表いたします「2020年３月期決算説明資料」をご覧ください。なお、実際の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の収束時期、海外および国内の景気動向、為替動向など様々な要因により大きく変動する可能性があります。今後、今期の業績見通しに関し開示すべき重要な事象等が生じた場合には速やかに公表いたします。

　上記「１．業績予想」に記載の通り、2021年３月期は減益を予想しております。これは新型コロナウイルス感染症による国内外経済活動の一時的後退という特殊要因によるものと捉えております。また、過去の配当実績と自己資本比率等を勘案いたしまして、第２四半期末の中間配当金におきましては１株当たり49円、期末配当金におきましては１株当たり57円、あわせまして年間配当金は１株当たり106円と前期の配当を据え置かせて頂く予定です。