積水化、今期経常を3％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額

　積水化学工業 <4204> [東証Ｐ] が10月27日後場(13:30)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比31.6％増の539億円に拡大し、従来予想の460億円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1050億円→1080億円(前期は970億円)に2.9％上方修正し、増益率が8.2％増→11.3％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比3.4％減の541億円に減る計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の53円→59円(前期は49円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比16.6％増の325億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の8.2％→8.1％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース