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住友ベ、前期最終を2%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

配信元:株探
投稿:2022/04/25 11:30
 住友ベークライト <4203> [東証P] が4月25日昼(11:30)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結最終利益を従来予想の176億円→180億円(前の期は131億円)に2.3%上方修正し、増益率が33.4%増→36.4%増に拡大し、従来の16期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の73.2億円→77.2億円(前年同期は100億円)に5.5%増額し、減益率が27.0%減→23.0%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の100円→110円(前の期は75円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 連結業績予想の修正理由半導体関連材料は、デジタル化の加速とそれに伴うインフラ整備の拡充などにより、様々な分野で世界的に需要が増加していることや、車載用途の拡販が寄与したことにより、販売が増加しました。また、高機能プラスチックも、自動車用途向けおよび電子部品向け販売が堅調に推移しました。この結果、売上収益、利益ともに前回予想を上回る見通しとなりました。なお、税引前利益については、2021年10月27日に公表した通期連結業績予想では開示しておりませんでしたが、2022年3月期通期実績は25,600百万円となる見通しで、前期実績16,139百万円に対して9,461百万円の増加(58.6%増加)となり前期実績を30%以上上回る見込みとなりました。これは主に、半導体関連材料および高機能プラスチックにおいて、対前期で販売が大幅に増加したことによるものです。個別業績予想の理由売上高、営業利益、経常利益につきましては、半導体関連材料の販売増加に加えて、高機能プラスチックにおいても自動車市場の回復が進んだことに伴い販売が堅調に推移した結果、前期実績を上回る見通しです。また、前期に関係会社株式評価損20,030百万円を計上しておりましたが、当期は大きな影響を与える特別損失が発生しなかったことから、当期純利益は前期実績を大きく上回る予想となりました。

 当社は、積極的に企業価値の向上をはかり、株主への利益還元を経営の最重要課題のひとつと考えております。利益配分につきましては、研究開発や設備投資およびM&Aといった将来の事業展開のために必要な内部留保とのバランスを勘案し、連結業績に応じた安定的な配当の継続を実施していきたいと考えております。上記「1.連結業績予想の修正について」のとおり2022年3月期通期の連結業績予想を上方修正することから、2022年3月期の期末配当予想につきまして、当初予想の1株につき50円から10円増額の60円に修正いたします。
配信元: 株探
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