菱ガス化が昨年来安値、三菱ＵＦＪＭＳ証は「アンダーウエート」に引き下げ

　三菱ガス化学<4182.T>が３日続落。株価は一時、前日比２２円（４．１％）安の５１２円まで売られ昨年来安値を更新した。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券は２６日、同社の投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウエート」に引き下げた。目標株価は６８０円から４６５円に見直している。同証券では、業績予想に際して前提となる為替とメタノール価格を修正。１５年３月期の予想連結純利益は３３０億円から３５１億円に増額したが、１６年３月期は２８０億円から１７５億円、１７年３月期は３００億円から１８７億円にそれぞれ下方修正した。
　原油価格の急落を背景にメタノール価格も急落しており、これにより持ち分法利益の減少が予想されている。「繊維・ファインケミカルセクターでは、円安メリットと原燃料安を享受する会社が多いためセクター内での見劣りは否めない」と指摘している。

菱ガス化の株価は１１時１分現在５１４円（▼２０円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）