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日本情報クリエイトのニュース
*12:06JST 日本情報C Research Memo(6):2024年6月期大幅増収増益予想で利益率も回復基調
■今後の見通し
日本情報クリエイト<4054>の2024年6月期の連結業績予想は、売上高が前期比16.7%増の4,400百万円、営業利益が同112.3%増の700百万円、EBITDAが同57.3%増の1,040百万円、経常利益が同86.2%増の700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同105.1%増の380百万円としている。売上面は新規顧客獲得などにより各サービスが順調に拡大(イニシャル売上高が同12.5%増の1,120百万円、ストック売上高が同18.1%増の3,280百万円の計画)して大幅増収となった。利益面は増収効果、ストック売上の積み上げ効果、前期の一時的費用の剥落、先行投資一巡に伴う販管費抑制などにより大幅増益予想としている。売上総利益率は減価償却費等の影響により前期並みだが、販管費比率が大幅に低下することにより、営業利益率は同7.2ポイント上昇の15.9%、EBITDAマージンは同6.1ポイント上昇の23.6%の計画としている。利益率も回復基調の見込みである。
主要KPIは、業者間物件流通サービス(無償の「不動産BB」と「リアプロ仲介」の合計)の顧客数が2023年6月期末比5,000事業所(前期比11.6%)増加、月額有償サービスの利用顧客数が650事業所(同11.1%)増加を計画している。営業人員増による顧客接点強化により無償顧客基盤を拡大するとともに、有償サービスへの切り替えに注力する。MRRについては仲介ソリューションが152,000千円(2023年6月期第4四半期125,967千円)、管理ソリューションが147,500千円(同113,645千円)、合計で299,500千円(同239,612千円)の計画としている。
同社は、営業人員・営業拠点への投資が一巡して高利益率へ回帰する体制が整ったと見て、事業成長の基盤となる商品・サービスのラインナップを拡充するほか、前期までに強化した営業体制(全国30拠点と営業人員リソース)を生かし、着実に計画を達成する構えである。営業利益についてはストック売上の積み上げ効果により、下期にかけて拡大するイメージ(上期230百万円、下期470百万円の計画)を持っている。サービス導入事業者数が増加基調であり、ストック売上拡大の効果、先行投資の効果、大量採用した営業人員の戦力化、リアルネットプロとのシナジーを勘案すれば、会社予想に上振れの可能性はあるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SI>
日本情報クリエイト<4054>の2024年6月期の連結業績予想は、売上高が前期比16.7%増の4,400百万円、営業利益が同112.3%増の700百万円、EBITDAが同57.3%増の1,040百万円、経常利益が同86.2%増の700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同105.1%増の380百万円としている。売上面は新規顧客獲得などにより各サービスが順調に拡大(イニシャル売上高が同12.5%増の1,120百万円、ストック売上高が同18.1%増の3,280百万円の計画)して大幅増収となった。利益面は増収効果、ストック売上の積み上げ効果、前期の一時的費用の剥落、先行投資一巡に伴う販管費抑制などにより大幅増益予想としている。売上総利益率は減価償却費等の影響により前期並みだが、販管費比率が大幅に低下することにより、営業利益率は同7.2ポイント上昇の15.9%、EBITDAマージンは同6.1ポイント上昇の23.6%の計画としている。利益率も回復基調の見込みである。
主要KPIは、業者間物件流通サービス(無償の「不動産BB」と「リアプロ仲介」の合計)の顧客数が2023年6月期末比5,000事業所(前期比11.6%)増加、月額有償サービスの利用顧客数が650事業所(同11.1%)増加を計画している。営業人員増による顧客接点強化により無償顧客基盤を拡大するとともに、有償サービスへの切り替えに注力する。MRRについては仲介ソリューションが152,000千円(2023年6月期第4四半期125,967千円)、管理ソリューションが147,500千円(同113,645千円)、合計で299,500千円(同239,612千円)の計画としている。
同社は、営業人員・営業拠点への投資が一巡して高利益率へ回帰する体制が整ったと見て、事業成長の基盤となる商品・サービスのラインナップを拡充するほか、前期までに強化した営業体制(全国30拠点と営業人員リソース)を生かし、着実に計画を達成する構えである。営業利益についてはストック売上の積み上げ効果により、下期にかけて拡大するイメージ(上期230百万円、下期470百万円の計画)を持っている。サービス導入事業者数が増加基調であり、ストック売上拡大の効果、先行投資の効果、大量採用した営業人員の戦力化、リアルネットプロとのシナジーを勘案すれば、会社予想に上振れの可能性はあるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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