セ硝子、今期経常を15％上方修正・17期ぶり最高益更新へ

　セントラル硝子 <4044> [東証Ｐ] が2月27日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の165億円→190億円(前期は119億円)に15.2％上方修正し、増益率が38.2％増→59.2％増に拡大し、17期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の58.7億円→83.7億円(前年同期は77.9億円)に42.6％増額し、一転して7.4％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結累計期間の業績につきましては、為替が円高傾向に転じたものの、原燃材料上昇分の製品価格への転嫁を進めたことに加え、本日公表しました「固定資産（信託受益権）の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」の通り、固定資産の譲渡に伴う特別利益の計上により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表を上回る見通しです。 なお、政策保有株式売却の年間計画につきましては、2022年5月11日に公表しました「投資有価証券売却益(特別利益)の計上見込みに関するお知らせ」の内容から、価格が低位に推移した一部株式については来期以降の売却とし、今回一部予想を修正しましたが、引き続き売却を進める方針に変更ありません。※上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。