片倉コープアグリ は17年11月28日、中国上海市に土壌診断・改良指導を行う合弁会社を設立すると発表した。新会社「片倉(上海)農業科技有限公司」(仮称)は、資本金250万ドルで同社が51％を出資して設立する。中国では現在、過剰な化学肥料の散布が原因で、河川や湖の水質汚染という環境問題を引き起こしていることから、有機物と微生物を使った「土づくり技術」などの同社のノウハウをベースに、環境問題の解決に貢献するのが目的。また、藁の残渣処理である「野焼き」が、PM2.5の原因の一つとなっていることから、同社の藁分解微生物製品の技術を用い、問題解決に取り組むとしている。同社は18年3月期の連結経常利益を13億円(前期比2.1倍)を見込んでいる。