クレハ、上期最終を一転14％増益に上方修正・3期ぶり最高益更新へ

　クレハ <4023> [東証Ｐ] が8月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比65.3％増の54.6億円に拡大した。
　併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の75億円→95億円(前年同期は83.2億円)に26.7％上方修正し、一転して14.1％増益を見込み、一気に3期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　なお、通期の同利益を従来予想の160億円(前期は141億円)を据え置いた。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の11.2％→16.5％に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年3月期の第2四半期（累計）連結業績予想につきましては、売上収益は、円安効果及び原燃料価格上昇分に対し販売価格への転嫁を進めたことに加えて、化学製品の農薬出荷の前倒し等もあり、前回予想を上回る見込みです。営業利益は、付加価値の高い製品の売上収益の増加に加え、販売費及び一般管理費の下半期へのずれ込みもあり、前回予想を上回る見込みです。これに伴い、税引前四半期利益及び親会社の所有者に帰属する四半期利益も、前回予想を上回る見込みです。　なお、2023年3月期の通期連結業績予想につきましては、今後の事業環境の変化を踏まえ、第2四半期決算発表時（2022年11月9日予定）にお知らせいたします。　（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。