チエル、今期経常を39％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も0.5円増額

　チエル <3933> [ＪＱ] が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.4倍の2億5100万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3億6000万円→5億円(前期は2億3400万円)に38.9％上方修正し、増益率が53.8％増→2.1倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億3900万円→3億7900万円(前年同期は8200万円)に58.6％増額し、増益率が2.9倍→4.6倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の2円→2.5円(前期は1→2の株式分割前で4円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は1億3000万円の黒字(前年同期は1億1800万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-19.3％→12.5％に急改善した。

株探ニュース