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マイネットのニュース
このコンテンツは、マイネット<3928>の2019年12月期第1四半期(2019年1-3月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。5本に分けたコンテンツの4本目です。
RPAの実績です。付加価値を生み出さない単純作業はロボットにどんどん任せていく、機械に任せるということを進めています。人的工数の削減がかなり進んで、5タイトルすべてが延長しており、うち4タイトルは1年以上の延長を実現しています。ここが今現在、当社が取り組んでいるAI・RPA投資の中でも、短期的に利益につながっていくものです。
こちらを他のタイトルへ展開していくというのがこれからの成果見通しになってきます。
グロースチーム方式です。昨年3タイトルで導入して、一定の成果を得ました。この方式を15タイトルに展開しようとしているというのが現在の動きです。こちらの成果が次回以降あたりからご共有できるようにしていきたいと思っています。
長期運営の部分です。札幌のNorthスタジオというチームが当社の中に加わりました。INDETAIL社から事業承継して、設立されました。42名の仲間たちなのですが、今回の事業承継は、通常のM&Aとかなり異なっていて、この42名は、以前から業務提携関係で4~5年一緒に仕事をしているメンバーです。札幌で採用されたこのメンバーたちは、採用されるとまず青山の当社に来て、ゲームサービスのノウハウを吸収します。その採用されたメンバーが1タイトル分、1チーム分出来たら、チームとタイトルごと札幌に帰ってもらうというサイクルをこの4年間ずっとまわし続けていました。そうやって当社で育てた札幌の人材たちが42名。精鋭たちが、INDETAILさんの事業の変化に伴って当社に合流することになったため、直近すぐにも成果に繋がってくる部分です。PMIで大変ですというようなことはあまりないと考えています。早速、昨年6月に当社で10年空間方針というのを提示して、先ほどのRPAや、長期運営化についての方針を指し示した前と2019年3月の差分では、1年以上の延長が3タイトル、3ヶ月延長が1タイトルなどとなっています。先ほどのRPAの部分とも近いのですが、当社は利益が出るものだから続ける、利益が出なくなったらエンディングというのが基本的な考え方です。しっかり利益が出る期間を伸ばして、その伸ばしている期間についても利益幅を大きくするように商品注入をしてまいります。このRPAによる長寿化というものの実現、Northスタジオによる長寿化の実現。この二つが今後の当社の先ほどの10年空間を100タイトル積み上げるものの大変重要なバロメーターになってくる、先陣を切った成果になっているというようにとらえていただければと思っています。
事業目標への進捗です。
100タイトルに向かって、タイトルの仕入は2タイトル、ただしエンディングが3タイトルありました。2Qも3タイトルのエンディングが決まっている状況です。長期で運営できないタイプのものについては終了をこの1Q、2Q、3Qでやります。タイトル数が横ばいではなく、もう少しいかないのかという気持ちでご覧なるかもしれませんが、少しお待ちください。もう少しすると積み上げが加速していく時期に入ります。1Q、2Q、3Qはそんなにタイトル数や売上がぐっと伸びる時期ではないのですが、構造・中核の仕組みが着実に育っている時期に入っているというようにとらえていただければと思います。
当社が前提にしているマーケット状況です。ゲームサービス業の市場環境としては、このとおり月商2,000万から2億円帯のタイトル分、これが当社のターゲットタイトル群になります。日本国内のマーケットだけで見ても、層のようにずっと蓄積している状況です。古くからのヒットタイトルの運営長寿化、当社に来る前から長寿化するものがどんどん増えていますので、これが地層のように重なっているという状況になっています。ちなみに、1Qは毎年下がりがちですので、今回ちょっとだけ落ちていますが、そこは長期的には再び伸びていくものだと考えています。
組織です。こちらは新しい経営体制、取締役の体制で、主要な役員を載せています。常勤取締役は私上原と澤野の二名です。私がゲームサービスの事業を直接見ています。コーポレートの部分については澤野がすべて担ってくれています。そして先ほどもご紹介いたしました岩城と和田。この両名はゲーム産業の中での戦略家を2人挙げろと言ったらこの2人というくらいの人物です。この2人がともに、当社のゲームサービス業の考え方、そして流行り廃りを超えて、業態を作り上げるというビジョンに共鳴をしてくれて、大変重要な役割を当社の中でも果たしてくれています。
業績予想です。
通年のところは、前回の発表そのままです。売上高は133億円。そして少なくとも利益は出しますという表明をしていましたが、そのとおりに進めようと考えています。より2Q、3Qと進んで、利益の値が明記できるようになったところで、皆様にご公知したいと考えています。また、2Qに関しては、売上高は30億円、EBITDAは2億円、そして営業利益はトントンというのを2Q単体としては目論んでいます。ここまでも進めているAI・コーポレートブランディング、そして再設計、これらについての投資を継続しながら、この値を目指していくというものです。
今後の方向性です。マイネットは何の会社かということを一言で言いますと、コンテンツ&コミュニティの会社です。コンテンツ、今現在でいうとゲームです。これからゲーム以外ももちろんあるかもしれませんが基本的に皆さんがゲームと認識するゲームがコンテンツです。そのコンテンツの周りに人が集まり、集まってくださった方々がコミュニティを形成する。コミュニティ自体がユーザーさんにとって大切な時間を置くための居場所になり、その居場所空間というものがより長く愛されるものになっていくと、その長く愛されるものにする力は我々の力が世界一だと、この状態をつくっていくのが我々の想いです。そしてそれを実現するために我々が手元に持つ中核技能がゲーム設計の力とAIの力です。ゲーム設計の力とAIの力で豊かなコミュニティ体験を創造する。これが我々のミッションです。
当社が新規事業を創出していく上での考え方というのをこちらに記載しています。
AI技術を土台にしてコミュニティ領域とそのコミュニティが永続発展するための手段を拡張します。今現在やっているのはスマートフォンゲームというコミュニティージャンルです。それを永続発展させる手段としてのセカンダリーであったり、強化している運営自動化(AI・RPA)だったり、マネタイズの最適化、流入確保、すなわち相互送客のネットワークをつくっています。この永続発展手段を横に広げることによってスマートフォンゲームというコミュニティの永続発展を目指していきます。これが我々の事業のそもそもの考え方になります。今後新たな事業に取り組むとなりましたら、例えばこのコミュニティーの領域ジャンルを横に広げる。例えば先ほども申しましたが、5Gの時代においてのクラウドゲーミング領域の勃興は、およそ間違いがないのではないかという程度には予測をしています。そこに対する投資を順次すすめて、かつこのクラウドゲーミングの領域に生まれるコミュニティが当社の持つ永続発展手段によりさらに発展するということを目指していきます。また、永続発展手段自体を横に広げていくことで、事業を広げていくという考え方を持っています。
その中で中長期は、まずゲームサービスの業態をしっかりと築き上げるということを中核とします。その基盤をもって、このコミュニティ×AIというドメインの中で、コミュニティの領域拡張ないしは永続発展手段の拡張というのを進めてまいります。これから勃興するであろう市場というものはまだまだコミュニティ×AIというドメインの中でも多く存在します。すでに発展が進んでいるライブストリーミングという領域は、我々からすると本来ドメインです。視聴者参加の新しい文法が生まれ、クラウドゲーミングのインタラクティブストリーミング領域において適用されてくるということを考えています。インタラクティブストリーミングの領域は次に勃興するマーケットとして当社はとらえています。世に表現されているのはクラウドゲーミングと表現されることが多いもので、これらのことを指しています。5Gの到来に伴ってこれがやってきて、その後AR、VR、IoT、その先というように広がっていくと当社はとらえています。
(5/5)に続く
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